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ゆるい学長のマレーシア1人貧乏旅にっき#3
2019年 6月21日(金)〜 まち歩き in コタキナバル 〜
6月21日。
この日、日本では夏至の日。
年によっては22日だったりするけど、ほぼ毎年この日が夏至に当たる。だが、ここマレーシアをはじめ、赤道付近の低緯度地域では、1年中、昼と夜の長さはほぼ変わらないらしい。毎日朝6時すぎに徐々に明るくなってきて、夕方6時30分くらいから徐々に暗くなる、という感じだった。
生活リズムを維持するには季節によらず昼と夜の長さが一定のほうが体内時計が狂わず健康的に生活できそうな気がする。ヨーロッパなどの高緯度地域では季節によって昼夜の長さが大きく変動するので、それによって鬱を発症する確率も高い、といった話も聞いたことがある。冬季うつ病なんていう言葉もあるけど、この国では「な〜にそれ??」って感じ。住みたいなあ、赤道直下の国に・・・! 日差しは強く、帽子・サングラス・日焼け止めは必須だが、毎日太陽を浴びれて精神が非常に安定する。ただ、現地の人で帽子やサングラスを身につけている人は少数であるようだった。帽子やサングラスを身につけているだけで「よそからきた旅行者」だと見なされているような気がした。この点は、アメリカやヨーロッパ諸国を旅した時とは大違いだった。アメリカやヨーロッパでは、地元の人でも帽子やサングラスを身につけて街中を歩く人たちは普通にいたのだが。
ちなみに、今回の旅の装い・荷物はこんな感じ。
・ユニクロの薄手のジャケット(ポリエステル製、フード付き、折りたたみ可)
・アウトドア用ズボン(即乾く、ポリエステル製?)
・帽子
・普通のスニーカー
・足首サポーター(去年捻挫した右足首の保護用)
・学校の授業に背負っていく程度の小リュック(この中にセカンドバッグも収納)
海外ノマド生活を送っているミニマリストの旅人ブログを参考に装いを真似てみた。この旅は、実質、海外ノマド体験を兼ねている。
コタキナバルに着いた翌日、特に行き先は決めていなかったが、まち歩きをすることにした。気軽に通えそうな食堂、ノマドワークできそうなカフェ、気分転換ができそうな景色のいいスポットを探しに。
朝は宿でゆっくり過ごし、昼ごはんの時間前くらいになったら宿を出発。
↓ いかにも南国らしいヤシの木と青い空
↑ 車が最優先の社会で、路上駐車は当たり前。人より車が多いんじゃなかろうか、と思ってしまうくらい。歩道が舗装されてなかったり極端に狭かったり、歩道が途中で途切れたりして、1km先まで歩くのにも一苦労・・・。バイクよりも圧倒的に車が走っている数が多かったかな。車を持てる中流階級以上の層が増えて発展中の国、という感じがします。
↑ 上の写真のように、人々は横断歩道のないところでも気にせず道路を横切ろうとします。でも、車はお構いなしに突っ込んできて、大概は歩行者のために止まってはくれません。また、信号のあるところでも、歩行者も車も全然信号を守っていない・・・! 歩行者用信号が赤でも車が通っていなければ勝手に道を渡るし、歩行者用信号が青でも御構い無しに車が突っ込んできます。お互いにテキトーにタイミングを見計らってテキトーに道を渡っているような感じでした。慣れていないと、道を渡る時に事故るんじゃないか、と怖くなりました。ここの交通ルール、ゆるい学長もびっくりするくらいかなりゆる〜いけど、事故るとこわい・・・。ただ、ここコタキナバルは地方都市ということもあり、後述する首都のクアラルンプールよりは交通量が少ない印象あり。ここはまだ序の口だったかもしれない。マレーシアに長期滞在していれば、道路の渡り方もコツを掴めるのだろうか・・・? 慣れるまでは道を横切るのが非常に怖いぞ・・・!
車やバイクに引かれそうになったり、道を横切るのに苦労しながらもご飯処にたどりつく。ここは、コタキナバルの日本人観光ガイドさんのブログを参考にしてたどり着いた、カヤジャムのトーストが食べられるお店。↓
外観の写真からは分かりにくいが、店内は意外と広くて5人がけくらいの大きい丸テーブルがいくつもあり、地元のお客と韓国人観光客がたくさん来ていた。働いている定員さんはマレー系、ボルネオ島の先住民?、中華系、韓国系の人々。この店は韓国人が経営している店らしい。メインの客層は韓国人観光客が大多数、それにプラスして地元の人。常に「アンニョンハセヨ〜」といって接客をしていた店員さんがいた。そういや看板脇にハングルが書いてあるね。ただ、ここは韓国料理店ではなかった。カヤジャムトーストの他にチキンライスなどのマレーシア料理を中心に提供していた。でも、チキンライスってシンガポールにもある料理だったような・・・?
この店で食したのはカヤジャムのトーストと無糖ミルクティー ↓
この2点合計で約88円。消費税・サービス税なし。
マレーシアのどこの飲食店に行ってもだいたいドリンクメニューには必ずミルクティーがあるようだった。ただ、なにも言わずにそのまま注文すると、激甘な砂糖たっぷりのミルクティーが出てくる。これはコーヒーを注文した時も同様。私は無糖のミルクティーが好きなので、注文の際に「ミルクティーは無糖でお願いします」と頼んだ。甘さ控え目か無糖を希望する場合は自分で最初から伝えなければならない。無糖で出てきたミルクティーは、ティーバッグを2-3分くらいかそれ以上長くお湯に入れすぎたのか?というくらい苦味が強かった。が、私にとっては激甘よりはこれでよかった。日本で飲んでいた紅茶よりも苦味が強くて良い刺激だった!なんだか日本の紅茶よりもお茶の味に深みがあるような・・・!
カヤとは、ココナッツミルクと卵を混ぜたペースト状のジャムみたいなもの。日本にも売ってそうな8枚切りサイズの薄いトースト2枚の間にペーストされていた。ココナッツミルク特有のクセのある風味は一切ない。味は、菓子パンによく入っていそうなミルククリームのような感じ。甘すぎない、ソフトな甘さ。ココナッツ風味が嫌いな人でも食べられそうな味。ジャムの色はキツネ色。トーストの色と馴染んでいる。このカヤジャムトースト、めっちゃ気に入りました!!!日々のおやつとして、または、食欲があまりない日の軽食として食べたいもの。
ここの食堂は田舎風のローカル食堂で、清潔感はイマイチだったけどメニューは他の店よりも安くてご飯ものだとかなりボリュームがあった。清潔感がイマイチといっても、ゴキブリは見かけなかったし自分で持参したウェットティッシュで手を拭いたりすればそこまで気になる話ではなかった。
カヤジャムトーストはちょっとしたティータイム向けだったかな。
まだ昼食としては食べ足りないと思ったので、もう一軒別の店に入って何か食べてみることに。今度は、ナシ・アヤム(チキンライス)で有名だというお店へ。ここでは調子に乗ってしまい、贅沢に食べ過ぎました・・・
↑ この写真に写っているもの合計で約650円。消費税・サービス税なし。
・ナシアヤムセット1人前(チキン、ライス、鶏ガラ?のスープ)約195円
・もやし(2-3人前の量)約131円
・ココナッツプリン(2-3人前の量)約313円
・無糖の中国茶(プーアール茶)約15円
これは、一人分にしては量が多すぎた感あり。分量は 2 〜 3人前くらいな気がした。この中で一番安かったのは、無糖の中国茶(プーアール茶)、一番高かったのはココヤシの実をまるごと1個使ったココナッツプリン。ココナッツプリンが支払った額の半分以上を占めています・・・。見た目からして圧巻・・・!これは1人で食す分量ではありませんでした。この金額だと私がマレーシア初日に食べたナシゴレンのセットが食べれます・・・。
↑ 因みに、盛られたライスの高さは拳大くらい。分量は茶碗1〜1.3杯分くらいだと思いました。
ここのお店、分量が多めだしグループや団体客用の店なのかな?? 店の内装な中国風で、地元の中華系&中国人観光客が多かったです。ひとり飯をしているのは私だけだったかも。自分も、ニー株も、稼げるように成長したら、今度はニー株有志で一緒にここの店のご飯をつつきに再訪してみたいものです。この店のご飯をシェアすれば、1人あたり300〜400円くらいには収まるのでは?という価格帯でした。いくらたくさん食べても500円いくかな?という感じ。今回みたく1人で600円分を食すのは量が多くてなかなか難しく、かなりの贅沢だった。多分、東京あたりで今回と同じ分量を食べたら、この3倍(1,500〜1,800円)くらいの値段はしそうな感覚。結局、1人600円ほどの贅沢ランチは食べきれず、もったいないことに4割くらいは残してしまいました・・・。味は申し分なかったのに、特にココナッツプリンの量が多くて途中でお腹が受け付けなくなりました。ああ・・・こんな時に食べることが大好きなニー株メンバーと一緒に来ていたら完食できたはず・・・!と、ふと思った。