見出し画像

【FaB】亀フローリアンの日記

※このデッキは中級者以上の方向けです。

今日は最近ハマっているBlitzのフローリアンをご紹介します。
Xでは定期的に呟いていますが、タリシャーでの勝率がとても良く、苦手なマッチアップが少ないので、FaB特有の『無理な相手に当たったら自動的に負ける』事が少なく、使っていてストレスが少ないデッキです。多分。

デッキリスト

https://fabrary.net/decks/01JFCVZY3CMFNB6TDY0MNMWHB6


タリシャー戦績

あまりアテにならない事で有名なタリシャー戦績です。
今回はパーツをちょいちょい変えながら50戦回しました。

勝率85%は悪くなさそうに見える
Blazeには勝たん


デッキの解説

見て気付くかもしれませんが、亀という割には言うほどカチカチな構築ではありません。(画像が亀でなくスッポンなのはその為です)
あとは他の方が良く採用している、『邪悪な詠唱』を採用していないので、いわゆる「しゃがみ性能」は高くありません。(しゃがみについてはGoagainメディアの記事を見てね!)
何よりFaBにおいて微妙なカードの代名詞である、黄色が8枚も採用されています。
自分で組んだデッキの癖にネガティブな評価ですが、客観的に見るとそのような評価になると思います。

さて、このデッキですが、基本的には『千年樹の導き』+『苦痛の王笏』の組み合わせの所謂「セプターフローリアン」です。

こうして
こうじゃ!(4点秘術+ルーン陣4つ)
通称「お誕生日ケーキ」
集めたルーン陣で投げつけろ!

一見最強に見える組み合わせですが、もちろんそんな事はありません。

基本的に『千年樹の導き』は頑張って維持しても2tが限界なので、『苦痛の王笏』のダメージが常に4点になるわけではありません。
さらに相手が秘術防壁を3以上取っていた場合、ダメージのほとんどを軽減されてしまうので、雀の涙程度のルーン陣しか貯まりません。

『征服の命令』『王位の切り倒し』『すき込み』のような優秀な攻撃アクションカードも採用されていますが、どれも単品で相手にダメージが入るカードではありません。

武器の『苦痛の王笏』も、秘術防壁で防がれてしまう都合上、相手のカードを減らす事は出来ないので、振り続けても相手のデッキは無くなりません。

これでは当然勝てませんので、このデッキで勝つために必要な事は「相手が防ぎきれないダメージを1tの間に出す事」です。

一例ですが、上に挙げた『血の誓約の9本剣』をルーン陣が9個ある状態で撃った時のダメージは、物理9点+秘術9点の合計18点になります。
仮に相手の手札が青3枚+何かだったとしてもその合計防御値は12〜13しかないので、全部防いでも5〜6点は抜ける計算になります。
このようなターンを2〜3回意図して作り、ぶつける事で相手を倒す事ができます。

このデッキで相手の手札では防ぎきれないターンを作る方法としては、『啓示の一撃』+『王位の切り倒し』、『発芽』、『血の誓約の9本剣』を使うことが多いです。

『啓示の一撃(続行モード)』+『王位の切り倒し』=13点+手札1枚(3点)の実質16点ダメージになりますし、『発芽』は中盤〜終盤にアーセナルに伏せておいて、手札が全部青の時にX=6でプレイすれば、ルーン陣を14個作る事が出来ます。

上記組み合わせの使い方については、ゲームプランの項目で説明します。

一応特筆するデッキの特徴として、ライフを回復するカードが非常に多いです。このライフ回復カードの多さが、このデッキのポイントです。

フローリアンで困る事は何かと言うと、墓地にカードが無い事です。
基本的には防御で2枚、プレイで1枚のように墓地を溜めていくのですが、それでは単純計算で2tに1回しか腐解ができません。
腐解が遅れば、当然フローリアンの能力がアクティブになることも、『王位の切り倒し』『すき込み』の二枚看板が真価を発揮することも遅れてしまいます。

しかし、ライフ回復カードは全てインスタントでプレイ出来るので、1tの間に大量に使用する事(=大量に墓地を溜めること)が出来ます。
先手1t目の手札にライフ回復カードがあれば、それだけで墓地に大地カードを溜めた上でライフも20より多い状態でゲームをスタート出来ます。
しかも相手に攻撃を仕掛けている訳ではないので、相手の手札入れ替えもさせません。
後攻を取らされた場合も、相手が全力で殴ってきたら手札を全部防御に出して墓地を溜めることが出来ますし、逆に殴らずセットアップを選択した場合はインスタントでライフを回復しつつ墓地にカードを溜めて良しと、先手後手のどちらでも墓地にカードを送る事が可能になります。
これがライフ回復カードの強さです。

通称「秘術の種子じゃない方」
後手なら右だけで撃つ事も


ゲームプランの選択

一番大切な所です。
デッキリストの解説で、勝つためのカードの組み合わせをいくつか説明しましたが、問題はこれらの組み合わせのうちどれを採用して、いつ相手にぶつけるかをゲーム中に選択して、上手いこと手札に揃える事が出来るかと言う所です。そのために大事な事が、相手ヒーローに対する理解度と、ゲームプランの選択です。
一番最初に中級者の方以上向けの注意を入れたのは、初心者の方にはその選択が非常に難しいためです。

まず、相手のヒーローを見て3つのタイプに分類し、ゲームプランを選択します。

1.アグロタイプ
序盤はひたすらに耐えてライフを極力減らさない。
隙あらば『苦痛の王笏』を振ったり、『秘術の種子/生命』でルーン陣を溜める。
中盤〜終盤にぬるい攻めのターンが来た時の返しに『王位の切り倒し』『血の誓約の9本剣』で大ダメージを狙い、相手を強制的にしゃがませる。
相手が機械技師なら全ての攻めを放棄して全カードを防御に回して、抜かれない事をお祈り。

2.ミッドレンジタイプ
秘術防壁が3以上あるならアグロタイプと同じ攻め方+『発芽』のX=4以上を積極的に狙う。
秘術防壁が1しか無いなら、『千年樹の導き』+『苦痛の王笏』でダメージを狙う。このプランの場合、最低でも『千年樹の導き』は2〜3t頑張って維持をする。
『未来への播種』を使って再利用をする事もあるので、腐解時に追放しないように注意。

3.ファティーグタイプ(CYB含む)
『発芽』を2枚使ってルーン陣を20個以上溜める。
溜まったら『王位の切り倒し』や『血の誓約の9本剣』を投げる。
秘術防壁が1しかない場合はミッドレンジタイプと同じプランで勝つ。
『啓示の一撃』+『王位の切り倒し』も、ルーン陣がある程度溜まっているタイミングで積極的に狙う。
裏オプションとして『再生の儀式 』2枚をループさせ続ける事も可能なので、『発芽』『再生の儀式』は腐解で追放しないこと。

この3つのプランで名前が挙がったカードについては、基本的に防御に出しません。出してはいけません。
無理やりピッチしたり、『啓示の一撃』で下に送ったりして、有効的に使える時を待ちます。

上記のプランはあくまでも基本中の基本なので、ゲーム中にプランを都度修正していく必要があります。

例えばエニグマ相手にプラン2で戦っていたら、『祝福への感謝』が飛んできたのでプラン3に変更したり、オシリオ相手にプラン1で戦っていたら、沢山印を並べ始めたのでプラン2に変更したり等…
急なプラン変更に備える意味もあるので、名前が挙がらないような有象無象のカードを積極的に防御に使う癖を付けるようにすると良いと思います。

一番やってはいけない事は、相手のタイプを決めきれないままダラダラと勝負を長引かせる事です。
やむを得ず長引いてしまったら強制的にプラン3にシフトしてください。
万が一に備え、どのプランを選択するにせよ『発芽』は、防御に出して捨てるカードでは無いと言えるでしょう。

その他にも対戦相手が見知った人間なら、最初からそのデッキ日合わせたプランを取ったりと、兎にも角にもゲームプラン選択が全てのデッキだと思っています。

可能性の獣 希望の象徴
これさえデッキに残っていれば何とかなる!

最後に

デッキの金額はBlitzの中でもトップクラスに高いのですが、少しカードを追加すればCCでも運用可能なので、ボーナスが入ってお金に余裕がある方は是非検討してみてください。
お買い物は是非秋葉原の『Fable』で!


いいなと思ったら応援しよう!