本来のテレワーク
東京にオリンピック期間にもかかる『緊急事態宣言』が出る。
影響は東京だけに留まらないだろう。
全国的にもなんとなく夏休みらしくない二度目の夏になるのではなかろうか。
結局、偉い人たちは去年から目に見える様な方策を指示することなく、迷走の挙句、何とかの一つ覚えの様に「テレワーク、テレワーク」と叫ぶだけだった。
そもそも、テレワーク導入は平時に計画的に行うもので、今回のような導入の仕方をすれば末端に皺寄せが起きる。
ましてや、緊急事態宣言の解除ごとにテレワーク実施も解除するという、本来なら間違ったテレワークの使い方をされている企業が多い。
こんなテレワークを続けていれば、従業員の負担は増え、平時になったとしてもその後遺症はなかなか改善されないだろう。
また、そこまでテレワークを推し進めるならば国家としてテレワークの土壌を作り上げた上で推奨しなければならない。
緊急事態的措置と言ってしまえばそれまでだが、このような状況だからこそ、もう一度テレワーク本来の姿を見直すべきではないか。
従業員が幸せを感じないテレワークはいずれ頓挫する。