テレワークとジョブ型雇用
今日はこの記事を読んで
記事にもあるように日本人にはなかなか定着しづらいというか、そもそも就職スタイルが欧米とは異なるので導入すら敬遠されるだろう。
技術職は、比較的ジョブ型に近い。
企業に属している「就社」ではあるが、管理職以外は基本、技術ごとの専門に分かれている。
何か製品を作るプロジェクトが立ち上がると、それぞれの部署から数人ずつスタッフが招集されて、開発期間中は同じ目的を持って仕事をする。
議論はするが、それぞれのテリトリーを侵害するようなことはせず、自分の仕事に誇りを持ってゴールを目指す。
そして、製品が無事に完成し市場に出るとチームは解散となり、それぞれがまた別のプロジェクトに参画する。
このように、開発に携わる技術者は、その技術畑の仕事にのみ集中して作業することが多いだろう。
テレワークではこのジョブ型ワークスタイルを全ての業務に当てはめようとしているが、はたしてそんなことはできるのか?
結論から言うと、非常に難しいだろう。
そもそも、一般職や営業職は人と相対で業務が成り立つものだし、一つのスキルを突き詰め特化させるのは困難だろう。
リクルート型、ジョブ型とハッキリと区別すること自体が日本企業では難しいのかもしれない。
「テレワークはジョブ型でなければいけない」と言う誤解を招くような考えを持たず、リクルート型とジョブ型の併用もまた「ハイブリッドワーク」=『ゆるワーク』であると考えている。