テレワーク•デイズ
7月19日から9月5日までオリパラ対応で東京の人流を抑えるため、49日間の「テレワーク•デイズ」なるものを実施したいらしい。
お偉い人は世の中のことをどこまで理解されて、こんなトンチンカンな方策を東京で働く人に強いるのだろう。
しかも50日近くテレワークなどできる会社ならば、とっくにテレワークは定着しているはずだ。
今更何をお願いするのだろう。
そもそもコロナ禍で、テレワークの実施を「お願い」した結果、テレワーク導入•定着企業は20%前後で推移しているのが現状だ。
そんなに、「テレワーク•デイズ」を実施したいのなら、まずは公的機関で試しに1週間やってみると良いだろう。
おそらく、すぐに頓挫するのではなかろうか。
2019年頃からオリパラ期間中のテレワーク導入依頼はされていて、着々と準備してきた企業は、今回のコロナ禍でも比較的スムーズに導入できたと聞く。
何事も事前の準備が必要なのだ。
唐突にあれこれ指示を出す思いやりの無い上役は、そのうち誰も耳を貸さなくなることだろう。
ましてや、お願いだけして約束を反故にしていては、信用すら無くしてソッポを向かれる。
と、他人事とは思わずに、顔の見えづらいテレワーク下のコミュニケーションも、通常よりも思いやりが必要なのだ。