テレワークが日本で定着し難い理由は、コレかも
2021年のノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎(しゅくろう)・米プリンストン大学上席研究員(90)の発言が話題を呼んでいる。
米国籍を持つ真鍋氏は、受賞後の会見で「日本に戻りたくない理由の一つは、周囲に同調して生きる能力がないからです」と発言。会場では笑いが起こったものの、ネット上では共感の声が寄せられている。
(Yahoo!ニュースより抜粋)
日本人は周りとの協調を重んじる。
出る杭にはなりたがらない。
それゆえに、周りの人の行動が見えないと不安になる。
まさにテレワークストレスの原因ではないだろうか。
緊急事態宣言解除後の「強制出社」もまさに、同調圧力であろう。
日本人は子どもの頃よりクラスの中で突飛な行動や思考は抑えられ、全てにおいて平均点を求められる教育を受けてきた。
その教育の中では「個性」や「特性」は障害となり排除されていく傾向がある。
そして上司(教師)が指示したことを、周りに合わせて達成させることが、身についてしまっているのだ。
一人で考え、一人で決断し、一人で実行することを今までほとんど行ってこないまま大人になってしまった人がほとんどだろう。
そのような大人たちに、自己責任で全て行うテレワークはとても苦痛なのだろう。
また、管理職も教師からの教育方法が無意識下で刷り込まれているため、目の前に部下がいて、直接指示出しをしないと不安なのだろう。
このコロナ禍で、子どもたちも今の教師たちも、オンライン授業をせざるを得なくなった。
この子どもたちが大人になる頃には、自然と違和感なくテレワークは受け入れられることだろ。
多少苦しくても今を生きる大人たちは、良い意味で同調しない選択、同調圧力に屈しないことがこれからは重要になることだろう。
がんばれ大人たち。