Nikon Z6/Z9ユーザーから見たNikon Z6IIIという存在
おはようございます!!都内でITエンジニアをしている ゆる写 です。眠くないので出社前に記事を書いています。
今日は来たる2024年7月12日発売予定のNikon Z6III(以降、Z6III)をNikon Z 6(以降、Z6)、Z 9(以降、Z9)ユーザーがスチル目線で見ていきたいと思います。
Nikonさんすごいの出してきたよね。待ってたユーザーも多いのではないでしょうか?
結構長くなる予定なので結論を先に書いておきます。
Z6/Z6IIユーザーは買い替える価値あり。
Z8/Z9ユーザーは買い替えよりも買い増し。
Z8/Z9、Zfユーザーはあえて置き換えるならZf→Z6III。
Z6→Z6IIは小さな進化、Z6II→Z6IIIはEXPEED 7を載せたことが大きいですね。
とは言えZ6も良いカメラなので壊れるまで使います。壊れたらZ6IIIを買うかな。
Nikon Z6III
少し前からREADY TO PERFORM?とテザーを出していました。6月17日ついについに情報が解禁され全貌が公開されたわけです。待ってたひとはおめでとう!!
READY TO PERFORM?(準備は出来ているか?)
煽ってます煽ってますwww
シャッターを切る前の あの一瞬まで捉えられたら きっと世界が変わる
ボディに望遠レンズを付けて何かを撮影しています。
その後、メッセージが表示されます。シャッターを切る前、、、つまりプリキャプチャーを搭載していることを示唆しています。これがJPEGのみなのかRAWにも対応しているのかはこの時点では分かりません。
メッセージが消えるとカワセミ系の鳥が飛び立つ瞬間を撮影しているようです。野鳥はいつ飛び立つか分かりませんからプリキャプチャー搭載は確定でしょう。
まぶしい環境下でも 鮮明に見ることができたら もっと良い作品が撮れる
逆光の中カメラを構えた男性が女性の撮影をしています。
その後、2つ目のメッセージが表示されます。これは何を示唆しているのでしょうか。わたしはこの時点ではまったく分かりませんでした。
美しい色のすべてを 小さなカメラで表現できたら どんなにワクワクするだろう
男性がスケボーの練習をしている女性の動画を撮影しています。
その後、3つ目のメッセージが表示されます。これは小さなボディにZ8/Z9相当の動画機能を搭載してくることでしょうか?
青空のもとどこかの屋上駐車場で女性がスケボーで滑っています。楽しそうですね。
READY TO PERFORM?
READY TO PERFORM?(準備は出来ているか?)、Z6III、June 17, 2024 21:00のメッセージを残しテザー動画は終わります。
Z6III発表
想像を超えた表現が待っている。
Nikonさんのキャッチコピーっていちいちかっこいい。
これだけでスチルもムービーもどんと来いって感じがひしひしと伝わる。
全部を見ていくのは辛いので個人的に気になるところを見ていく。
かなり盛り込んできましたね。まさにmini Z8のような機種に仕上がっています。
EXPEED7
そりゃそうです。EXPEED7を搭載したZ9、Z8、Zfと来てZ6IIIです。当然載せてくるのは確定していますよね。つまりAFが大幅に改善され、今までのZ6、Z6IIとは異次元のパワーを手に入れることになるのです。これは凄い!!
EXPEED7あってのZ6IIIの大幅な進化なのです。
イメージセンサー
意外だったのが2400万画素据え置きだったこと。3000画素あたりになるのかなと思っていました。高感度耐性や量産を考えるとこの辺りがベストなんですかね?
びっくりなのが「高速性能を革新した、世界初の部分積層型CMOSセンサー」???部分積層型ってなんぞ???
Z6III
— とるなら (@FukuiAsobiWeb) June 17, 2024
世界初の部分積層型CMOSセンサー
読み出し速度がZ6IIの約3.5倍
EXPEED 7との連携によるZ6IIよりも約20%速い合焦速度
すべての撮影モードでローリングシャッター歪みを抑えた撮影
EVFのリフレッシュレートも最大120fpsまで向上 pic.twitter.com/Pwz4G4QNg8
すでに何名かのインフルエンサーに先行で貸し出しているようで続々とレビューが上がってきています。
高感度耐性
こんなことするのは酔狂な天文屋くらいなので(笑
— A&B photo Enif (@883_Enif) June 17, 2024
Z6IIIお借りすることができましたので、早速Z6とダークノイズ比較をやってみました。同じ環境下(26℃ / 湿度67%)、露光時間5分、ISO1600、カメラ内RAW現像 +2.0増感(Photoshop未対応のため)、PSにてレベル255->35。#Z6III#Nikon pic.twitter.com/gnq063SMAP
相変わらず日の目を見てない僕の手元のZ6III君w
— A&B photo Enif (@883_Enif) June 19, 2024
変な実験ばかりさせられてます。
Z6IIIダークノイズISO別テスト
・ISO800 / 16min
・ISO1600 / 8min
・ISO3200 / 4min
・ISO6400 / 2min
[テスト条件等]
環境温度28.9℃/湿度54%/
色温度5000K
カメラ内RAW現像 (+2.0) / PS 255->100#Z6III#Nikon pic.twitter.com/vRlz1f1ViH
Z6III + NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR
— SUMIZOON (@sumizoon) June 23, 2024
Z6IIIのN-RAW(N-Log)はISO6400でノイズがガクッと下がるので中途半端な感度よりもISO6400に上げてしまった方が良いと感じました
なので最初と最後は絞ってISO6400で撮影
ちなみに通常ガンマの切替わりはISO800
本編https://t.co/f2W15u2ZIm pic.twitter.com/8JWmDr2QyY
これらのポストを見る限りZ6よりも高感度耐性は優れているようですね。
Z6でも十分すぎる高感度耐性だったものがさらに強くなっています。
ただ、すじ状の線が入るのが気になりますね。製品版ではきっと改善されているとは思いますが、、、
ローリングシャッター歪み
電子シャッター比較
— つよぽん (@tsuyo428) June 17, 2024
Z 6III → Z f → Z 8
レンズはZ50mm f/1.8で1/8000。扇風機は全速力。流石のZ8はフル積層センサー。Z6IIIの「部分積層型CMOSセンサー」ってのがシックリくるな。#電子シャッター #Nikon #ニコン #NikonZ6III #NikonZ8 #NikonZf pic.twitter.com/fS90cjc9Rr
部分積層型とは言えかなりの効果がありますね。積層型のZ8/Z9と比べてしまうと結構な差ですが動体を撮らなければ気にならないのかな。
野鳥撮影をする方はZ8/Z9ですね。
EVF
NikonがZ6の頃からこだわっているEVFが進化しました。Z8/Z9のReal-Live Viewfinderに近い見え方とリフレッシュレート120fps、ミラーレスカメラ史上最高の明るさ(4000cd/m2対応)、576万ドット、DCI-P3相当の色域をカバー、、、これだけでどれだけEVFに力を入れているか分かりますよね。Z8/Z9よりも高精細で明るいファインダーなのすごい。
これが2つ目のメッセージ「 鮮明に見ることができたら もっと良い作品が撮れる」の答えだったんですね。
ボディ内手振れ補正
なんと8.0段を積んできました。。。Z8/Z9の6.0段より強い。
フレキシブルカラーピクチャーコントロール
昔からあるカスタムピクチャーコントロール(以降、ピクコン)と何が違うのかいまいち理解できない。非公式だったがベルビア等のピクコンを下記サイトから落として遊んでた。似たようなものなのだろうか。。。
価格
価格はまあ円安もあって高いですよね。
ほとんどの方が価格で躊躇するんじゃないかな。
参考までにアマゾンのリンクを張り付けておきました。
Z6III、Z6、Z9の比較
最後に公式サイトのZ6III、Z6、Z9の比較のスクリーンショットを載せておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1719170307877-NIvzgeYeYs.jpg?width=1200)
ではまた