~多様性~松屋のカレーは食わない
松屋、行ってますか?
ぼくは多分…月に5回は行ってます。
そんでもって、ぼくは基本的に牛めしと豚汁しか食べません。
一体どうしてか?
……どうしてでしょうね。
そういう奴も、居ます。
今年の夏、ぼくは旧Twitterを眺めていて、ある種の投稿がやけに目につきました。
「外国のヒラタクワガタを近所で捕まえた」
そんな内容です。
日本のヒラタクワガタなら大きさはだいたい40~60mmくらい。
でも、スマトラオオヒラタクワガタだとか、パラワンオオヒラタクワガタとかなら、100mmを越えたりします。
どうやら外国のヒラタクワガタって、日本のヒラタクワガタと交尾して子孫を残せたりするらしいのです。
「帰ってきたヒトラー」という映画がありまして、ぼくが好きなシーンがあります。
総統が犬のブリーダーと会話をしていて、こんな事を言うのです。
「ジャーマンシェパードドッグとダックスフンド、この二頭が子孫を残し、その子供同士がさらに子孫を残せば、ジャーマンシェパードドッグは居なくなる。種が消滅する」
………こわい。
友達に、ヒラタクワガタの話をしてみました。
友達はこう言います。
「犬で言うところの雑種みたいなもんちゃうか?」
確かに。
でも、こわい。
ぼくはとてもこわい。
もし、もしもだけど、こんな簡単な、人間のたった一つの行動、身勝手な「放虫」によって、ぼくらの知っている「ヒラタクワガタ」が総統の言ったように"消滅"してしまったら?
ぼくの同級生で「正しくない日本語」についてうるさい奴が居ます。
ぼくがひとたび言い間違いや誤用をしようものなら「お前みたいな奴のせいで"言葉"が消える」なんて言うんです。
そういう奴も居ます。
多様性って何なんでしょう?
それとこれとは話が違うのかもしれないのですが、多様性ってこわいのかもしれない。
新しい"何か"が絶えず生まれてゆく中で、古くから生き続ける"何か"がまた一つ消滅する、それか、死ぬ。
または消える。
(記事作成者:イシガキ)
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