脱Adobe、脱サブスク宣言で幸せになる!
Adobeのサブスクリプション価格の高騰に悩んでいませんか?
そんなあなたにおすすめなのがAffinityシリーズです。本noteでは、私自身が約2年使ってきた体験をもとに、Affinityシリーズの魅力をお伝えします。
1. 脱Adobe宣言
私はずっと以前に手に入れたかなり古いバージョンのPhotoshopやIllustratorを騙し騙し使っていましたが、PCのOSアップデートによる不具合を何度か経験するようになりました。
そんな中で、Adobeのサブスク「Creative Cloud」への移行を何度も検討しましたが、どうしても使用頻度に対するコスト面での負担が大きいと感じてしまい、結局その一歩を踏み出すことができませんでした。
それでも脱Adobeを目指し、PhotoshopやIllustratorの代替アプリをいろいろ探した結果、約2年前にAffinityシリーズに移行しました。 当時は、Affinityシリーズの最新バージョンであるV2が登場したタイミングでした。以下はその時のプレスリリースです。
2. Affinityとは?
Affinityシリーズは、デザイン制作ツールを開発するSerif社が提供する買い切り型のソフトウェアで、プロフェッショナル向けのデザインアプリとして高い評価を得ています。ちなみに、Serif社はイギリスに本社がある企業です。
Affinityシリーズには、Affinity Designer(ベクターグラフィックデザイン)、Affinity Photo(画像編集)、Affinity Publisher(レイアウトデザイン)の3つのツールがあり、それぞれAdobe Illustrator、Photoshop、InDesignに対応する機能を持っています。
最大の魅力は、サブスクリプションが不要であること。これにより、毎月の支払いに悩まされることなく、一度購入すれば長く使い続けられます。
私は約2年前にこのシリーズを導入し、サブスク料金に追われることなくデザイン作業を楽しんでいます。特に、プロフェッショナルな機能を持ちながら、コストパフォーマンスが非常に高い点が素晴らしいです。
3. Affinityシリーズの魅力
1) コスト面での大きなメリット
Adobeのサブスクリプションモデルとは異なり、Affinityシリーズは買い切り型。Affinityは時々大幅なセールを実施することがあり、私はこの機会を利用してすべての製品(ユニバーサルライセンス版)を一括購入しました。かかった費用はたったの15,800円(約40%オフ)です。このコスト削減の効果は大きく、長期的に使う場合、非常に経済的です。
2) マルチプラットフォーム対応
Affinityシリーズは、Windows、Mac、iPadなど複数のプラットフォームで利用できるため、作業環境に縛られません。
私自身も購入時はWindows機がメインPCだったので、Windows版を使っていましたが、現在はMacが中心となっているので、Mac版を使っています。Windows PCも持っているので、どちらのOSでもシームレスに作業を進められるのは安心です。当然、複数のデバイスにインストールすることもできます。
Affinityシリーズを使うなら、迷わずユニバーサルライセンス版を購入するのがオススメです。最新版はV2となっています。
3) PhotoshopやIllustratorに似た操作性と機能性
ちょっとしたデザイン作業であればCanvaという選択肢もあり、私も時々使っています。特に、PCへのインストールが不要で、無料でも豊富なテンプレートが使えるので、特にデザインの初心者に魅力的なプラットフォームだと思います。
一方で、Affinityシリーズは自分で一から作り上げるプロフェッショナル向けツールです。高度な編集機能や精密なデザインが求められる場面でこそAffinityの真価が発揮されます。テンプレートベースではなく、細部にこだわったオリジナルデザインを求める方、初心者向けのユーザインタフェースが逆にもどかしいと感じる方には、Affinityシリーズが最適です。
特に、PhotoshopやIllustratorのユーザインタフェースに慣れており、ゼロから独自のビジュアルを作り上げたいユーザーにとって、PhotoshopやIllustratorの代替として十分な機能を持っています。
4. Affinityを選ぶべき理由
Affinityシリーズは、特に次のような方に向いていると思います。
このように、Affinityシリーズは、毎月のサブスク料金を気にせず、もっと身軽にもっと自由にデザイン作業をやりたい方にベストな選択肢だと思います。
私の周りにいるデザイナーたちも、会社ではPhotoshopやIllustratorを使っていますが、自宅での使用に関しては、Adobeのサブスクリプションモデルに対して不満を抱いている人が少なくないみたいです。
特に、値上げが続く中でコストパフォーマンスが悪いという声をよく聞きます。まだ周りでは聞いたことがありませんが、今後はプライベートな場面で時々利用するなら、Affinityシリーズで十分だと感じて移行するデザイナーも増えていきそうです(本noteも背中を後押し😅)。
5. PhotoshopやIllustratorとのデータの互換性は?
PhotoshopやIllustratorの代替アプリを検討する際に、一番気になるのは、それぞれのファイル形式がどこまで使えるのかと言う点だと思います。
Affinityシリーズは、PhotoshopやIllustratorとの一定の互換性を持っています。特にpsdファイル(Photoshop形式)は、読み込みと保存が可能です。
aiファイル(Illustrator形式)に関しては、PDF互換データが含まれている場合、Affinity Designerで開くことができます(Adobe Illustratorファイルをインポートする場合、Affinityは生のIllustratorデータではなく、ファイルに埋め込まれたPDFを使用)。ただし、すべてのIllustrator機能が再現されるわけではなく、特殊なエフェクトやブラシは完全にはサポートされないことがあります。aiファイル(Illustrator形式)で 保存することはできませんが、PDF形式での保存は可能です。
まとめると、単純なデザインや基本的なレイヤー構造であれば、問題なく編集可能ですが、特殊なIllustratorエフェクトや高度なaiファイルは一部互換性に限界があるといえるでしょう。
自分ひとりで使うだけなら、Affinityシリーズの独自形式の読み書きで全く問題がありませんが、PhotoshopやIllustratorユーザーとデータのやりとりをする場合は注意が必要です。
6. Affinityシリーズのデメリット
これまでAffinityシリーズを使ってきて、機能的には大きな不満はありませんが、いくつか気になる点がありますのでご紹介します。
まず、私の環境だけかもしれませんが、日本語と英語のキーボード切り替えがうまくできません。メニューバーのアイコンをマウスでクリックしなければならず面倒です。
また、長時間作業を続けているとアプリが突然落ちることがたまにあります。自動保存機能があるものの、ちょっと心配になることも。
さらに、日本語の縦書き入力に対応していないため、私は滅多にありませんが縦書きが必要な作業では少し手間がかかります(よく使う方は要注意です)。
あとは、ユーザーがまだ少ないので、解説動画やブログ記事が少ないというのもデメリットの一つです。
7. Affinityシリーズのこれから
2024年3月に発表された、CanvaによるAffinityシリーズの買収は業界に大きな衝撃を与えました。多くのユーザーは、これによってAffinityがサブスクリプションモデルへ移行するのではないかと懸念しましたが、買収側はこの点について慎重な姿勢を示し、今後も買い切り型モデルを維持する方針を表明しています。
これにより、Affinityシリーズは引き続きAdobeと住み分けを図ることが期待されています。Adobeはプロフェッショナル向けの総合的なデザインツールとして業界のリーダーシップを維持していますが、サブスクリプション料金がネックとなるユーザーも少なくありません。
その一方で、Affinityは買い切り型でコスパに優れたプロフェッショナルツールを提供し、Adobeに比べてコストを抑えたい個人や小規模なデザインチームに支持されています。
今後、AffinityシリーズはCanvaのリソースを活用して、さらにプロ向けの機能を強化しつつ、コストパフォーマンスに優れた選択肢としての地位を確立するでしょう。
Adobeの高度な生成AI機能や企業向けの包括的なサポートに対して、Affinityはシンプルで効率的なツールを提供し続けることで、デザイン業界における二大勢力として共存していく可能性が高そうです。
8. まとめ
Adobeのサブスクリプション料金に悩んでいる方や、デザイン作業をもっとコスト効率良く進めたい方には、Affinityシリーズが最適です。
プロフェッショナルなツールでありながら、サブスク不要でコスパに優れ、長期的に見ても非常に魅力的な選択肢です。セール時の購入や無料体験も活用しながら、まずはAffinityの世界を体験してみてください。
現在、Affinityシリーズすべてにアクセスできる6ヶ月間の無料トライアルが利用可能です。
Adobeのライトユーザーを確実に取り込むための戦略なのでしょうが、これだけの期間お試しできるのは、本当にすごい!
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