Colin Houck ~2023 MLB Draft~
おはようございます。rrrrです。
最近完全にサボっていましたが、我がニューヨーク・メッツが低迷し売り手濃厚ということもありプロスペクト熱も再燃しテンションもかなり上がっています。
割と毎年この時期に自認するんですが、筆者はチームの結果よりマイナーで若手が活躍する所の方が好きでチームが低迷すればするほどプロスペクト達が流出する恐れもないので喜ばしいという、もうよくわからない心境になっています。
ということで後2週間もすれば新たなプロスペクト達と出会えるわけでウキウキですが、その前にドラフトで入ってきたこれまたテンションの上がるプレイヤーをまとめていきます。
先日開催された2023年ドラフトにおいて、ニューヨーク・メッツは全体32位にてColin Houck(SS)を指名。
ドラフトにおける整理
まずもってメッツの保有ピックを整理しましょう。
メッツは贅沢税の超過額が40Mを超えたため1巡目の指名順位が全体22位→32位に下がるペナルティを受けました。一方でジェイコブ・デグロム、クリス・バシットの流出による補償ピックとして全体134位、135位権。また昨年3巡目で指名したBrandon Sproatと契約に至らなかった補償ピックとして全体101位権を得ています。(Sproatをまたまた指名したからややこしい。)
事前報道
現地におけるモックドラフトや噂としてよく名前が挙がっていたのはマイアミ大の強打のサードYohandy Morales(3B)でした。
まぁMark Vientosが大学行ってたらあんな感じになったんじゃない?(確かVientosもマイアミコミットメントだったよね。)ということでオーバースロットまでしてもう一人Vientos獲ってどうすんのと内心思っていたわけですが。
また直後に指名されることとなる地元の投手Josh KnothやIMGのサウスポーCam Johnson。
野手ではMac Horvath(OF)、Brock Wilken(3B)などの名前が挙がっていました。
Colin Houck
さてようやく本題に。
メッツが全体32位で指名したのはColin Houckでした。
Colin Houck
18歳(2004.9/30) 188cm 86kg
R/R SS Parkview High School(GA)
ミシシッピ州立大コミットメント
上記の各媒体評価を見たらわかりますが、全体10位~20位辺りでの指名が予測されておりとても全体32位で指名できると予想されていた選手ではないためサプライズの指名となりました。ここまでスリップした理由として高校生特有の契約の難しさが挙げられていましたが、結果的に2.75Mの契約金(全体30位に相当)。$142,500のオーバースロットで落ち着いたためここまでスリップするのはよくわからん。
実際、メッツのアマチュア担当も「ここまでスリップしてきたのは驚いたし、とても興奮した。」と語っています。
地元がアトランタで高校もマット・オルソンの母校なため本人曰くブレーブスのファンという大きな欠陥がここまでスリップさせたと思い込むことにします。
昨年の全体14位指名Jett Williamsとは同じ高校生で同じポジションで同じ大学のコミットメントと笑えるくらい被っている選手の獲得となりました。
5ツールの評価は上記の通り。ARM60は彼が高校時代QBとしてトップ選手であり様々な強豪校からスカラーシップのオファーを受けていたことを示すかと。打撃成績としては最終学年時、487/.589/.857 8ホーマー。ショーケースでもトップクラスの投手相手に好結果を残しています。Jett Williamsのような洗練された打撃フォームではなくまだ粗い一面や驚異的なバットスピードがあるわけではありませんが、パワーに関しては間違いなくこれから伸びていき今までギャップへ飛ばしていたボールもスタンドインするようになるかと。将来的に3Bに転向するのではないかという面も含め比較対象としてエバン・ロンゴリアを挙げる人もいます。
脚は6.6で走破しているのでまぁまぁ。
当面はSSとして育成していく方針とのことなので来年は1A-でSSを主に守ることとなるかと。(ポートセントルーシーでSS守らせたいのがたくさんいるけどどうするんやろね。)
いずれにしても天井が高い選手といえるのでは。
全体32位までに残った選手の中からベストの選手を選んだと思うので好感の持てる指名となりました。
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