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漫画遍歴幼少期


敬愛する友人にリクエストをいただいたので書きます、わたしの漫画遍歴について。

わたしがまだ4歳だった頃、今日だけはぜったいに仲良しのゆうすけくん(昔は異性の友人も居たのだ)の誘いを断ってでも見る!と小さなブラウン管の前で正座して観たセーラームーンの最終回であっけなく、「次はリターンズ!」と終わりがないことに若干の拍子抜けとワンテンポずれた喜びに打ち震えた記憶から始まる。

なかよしを買って読んだ、少女×メカの扉を開いた魔法騎士レイアース、少女性という理不尽を学んだあずきちゃん、まこちゃんに続きポニーテールにハマった怪盗セイントテール、一番の友達という響きに琴線をくすぐられたカードキャプターさくらにミラクル⭐︎ガールズ、古事記に興味を持つきっかけになった夢幻伝説タカマガハラ…。
あすかコミックスも最高でしたね。Xは時代が悪かった…。

そして父というオタクサラブレッド(エヴァのTVシリーズの放映もない片田舎でダビングビデオを入手する当時32歳可愛い)として爆誕したわたしは、未就学児に浴びた初恋蔵馬が燦然と輝く幽遊白書からジャンプっ子の道を歩き出しました。スラムダンク、ゆきめさんが大好きだった地獄先生ぬ〜べ〜、妲己ちゃんげきかわ封神演義、ねぇWILD HARF死ぬほど懐かしい、るろうに剣心、めちゃくちゃ好きだったシャーマンキング。
10歳の頃には見事エヴァンゲリオン弐号機フィギュアを所持し、劇場版Air〜まごころを君に〜を父と劇場で観に行くほどには仕上がってました。(父には大人になってから子どもに見せる映画じゃないと説教しました。PG12とかない時代でしたね。)

わたしの幼少期を彩った冨樫夫妻、そしてどハマりした惣流・アスカ・ラングレー。
アラサーになっても大好きで三つ子の魂とやらは本当で。

転換点は10才で知った萩尾望都さん。
当日住んでいたマンションの幼馴染のお母様が漫画好きで、半神を借りて読んで、恋愛も性愛も知らない幼女時代に浴びた愛憎という感情にその後20年以上方向性が付けられたのでは、と思う程。
イグアナの娘で知る母娘の確執、血の繋がりという業、さらに吉田秋生先生のBANANAFISHも借りて光の庭で開けた孤独な魂の結び付きについて。
清水玲子先生の月の子では、多様性とSFファンタジーの奥深さを学び、いたずらなKISSは普通に入江くんが好きになりました…。

藤村真理先生の至高の作品降っても晴れても、聖千秋先生のサークルゲームで奥深い抒情的少女漫画の世界に足を踏み入れ、王道も履修しつつ浦沢直樹先生で好きなのはMONSTAよりMASTERキートンだったり。(考古学最高)。

あとは細野不二彦先生のギャラリーフェイク!藤田のダメ男ぷりと博識嫌な男(しかも蟹座)という性癖。

忘れてはいけないのがわたしの漫画誌に燦然と輝く漫画誌三銃士、なかよし、ジャンプ、アフタヌーン。
繰り返し生きることへの不条理を読んだ岩明均先生の寄生獣、漆原友紀先生の蟲師…。アフタヌーンは最高。ちなみに今新刊を追っているのは同じく岩明均先生のヒストリエ(寄生獣しか知らない人には特におすすめ)、ブルーピリオド、青野くんに触りたいから死にたい、来世は他人がいい。

このあたりから拗らせたのか?
と今思うとなるのはシュールギャグで幼心にドキドキしながら読んだ吉田戦車先生の戦え!軍人くん、伝染るんです。
久米田康治先生のかってに改蔵、さよなら絶望先生は大好きですね。

厨二をくすぐりまくってくれたのは皆川亮二先生のARMS、日渡早紀先生の僕の地球を守って、渡瀬悠宇先生ふしぎ遊戯、渡辺多恵子先生の風光る…(最終回はいまだに解釈違いだけど)。

そして週末舞台を見に行く大大大好きな田村由美先生のBASARA!!
田村由美先生のすごいところは、時代を変えて3作も大ヒットを出しているところです。
小学館漫画大賞を平成初期のBASARA、平成中期に7seeds、そして今年ミステリと言う勿れを受賞。月9も放映中という、時代に応じたしなやかさ、根底に流れる強さ、温かさ。

わたしの少女漫画四天王は間違いなく萩尾望都先生、吉田秋生先生、清水玲子先生、田村由美先生ですね。

医者家系なので手塚治虫先生のブラックジャック、忘れちゃいけない諸星大二郎先生(妖怪ハンター、西遊妖猿伝)、基本的に民俗学や神話、ホラーや不思議な話が好きなので夢枕獏先生の陰陽師、山下和美先生の不思議な少年(家族への解像度が上がりました)、一色まこと先生の花田少年史(ピアノの森も良いですよね)なんてルーツは大好きな呪術廻戦にも繋がっているのかもしれないですね。

もっともっとたくさんありますがこのくらいで!おやすみなさい!