第四稿 文芸漫歩
二〇二〇年六月一日――
森永中 K先生
件名「バックナンバー」
あの文芸漫歩を持っているということは、過去のものをとってあるということなんだね。
何という物持ちの良さ。電子版にして、PDFファイル形式で年代毎にまとめ、それからくださいね。
あれは紙媒体ではいりません。
職場は今、週に四日から三日しかいけないので、その中で何とかやりくりしています。
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1,611字
文学者と批評家。だが、互いにその作品を干渉し合うことはなかった。ただ、書簡を交わし合うのみ。
あるとき、二人にとって共通の恩師がこの書簡に触れる。詩人であり文学者であり思想家であるY氏。
初めての出会いから20年が経っているのに、それぞれがお互いのことを何も知らなかったような気がする。
書簡を介して、本当の自分を見つけていく。
往復書簡
20,000円
大学時代の先輩にあたる教師――仮にO氏と記しておく――との、事務的なやりとりから発展した往復書簡の一部始終である。ただのメールのやりとりと…
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