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均等・平等ってこんなに足かせになる言葉だったっけ とりあえずやってみようよ

私がいた現場とは少し違うかもしれないけれど、でも、おおよそ同じようなことが上から言われて、苦心している方がいるのだなあと感じました。この記事にあるように、オンライン学習に限らず、“横並び”の意識の強さのあまりに潰されていった企画やお願いが無数にあるのが現場です。

教育の機会は均等であるべきでしょう。現実はお金がかかります。毎日着ていく服や持って行く用具は自費です。給食費も(本当に滞納している方もいますが)自費です。ですが、小学校中学校は義務教育で誰しもが必ず通えます。授業料はないです。

いじめは絶対にだめです。これはいかなる理由があってもだめ。
ほかにもだめなことはあります。
それらが学校内で見つかったら大変です。校長も大変。その地区の教育委員会も大変。学校や教育委員がその事実を隠そうとしてしまった悲しい例が報道で明らかにされるたび、なにか手段はなかったのかと悲しい気持ちになります。

そういった悲しいことを学校で起こさないために学校が取る手段が、横並びです。横並びにすれば差別が起こりません。いじめの原因になると考えられるものはすべて排除せねばなりません。
均等。平等。
すべてこの言葉の前に無力になります。

現場の教師が出すアイディア、新しい試み、子どものために時間をかけて考えたそれらのものが、すべて無に帰されます。現場の先生はやれることを探してやろうとしますが……。

そして、やる気さえ奪われます。

教育の機会は均等であるべきです。差別によるいじめは決して許してはなりません。
でも、このままで良いはずがない。現場はみんな思っています。

ようやくタブレットを子ども全員に配ると言い出しています。ですが、以前にも書いたように、そもそものルールを見直さなければ意味をなしません。​

脅威は今後も増えていきます。学校にも影響があることは容易に考えられます。だから、今手を打っておきたいです。やれることを整備して、万が一に備えたいです。

休校中は不登校の子がいませんでした。当たり前です。休みなのだから。学校が再開されたら、また不登校として扱われています。オンラインでの出席が可能になれば、学校に行きたくても行けない子が救われます。それこそ均等ではないのでしょうか。

どうか、やる気のある先生の背中を押すような組織であってほしいと思います。

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