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「達成感」と「やりがい」の違い

仕事の達成感を聞かれたことがある。どんなときに達成感を感じますか?と。選択肢の中から選んでも良いものだったが、いまいち選べるものがなかった。
似たような質問に、どんなときにやりがいを感じますか、というのがある。やりがいと達成感て同じことなのかな。ググってみた。

<達成感>
物事をやり遂げたときに得られる満足感・高揚感・幸福感・喜びなどの総称。
<やりがい>
物事に対する充足感・手応え・張り合い。

なるほど。
達成していなくても、手応えを感じていれば、それはある程度のやりがいは感じているわけだ。そうすると、達成感よりもやりがいの方が味わう回数は多いことになるのかな?ゴールにたどり着いてなくとも、例えば、一緒に仲間とがんばれたり、仲間と目標が同じだったことに気づいたりしたら、そのことに対するやりがいは確かに感じるものだろう。実際、一人ではがんばれないけど、仲間がいたからがんばれたことは多い。もちろん、それは仕事に限ったことではない。部活や勉強などでもそうだった(ような気がする)。
がんばれたのは、やりがいを感じていられたからこそであろう。
そういう視点から見ると、部活なら例えば何かの大会で優勝したとか、勉強なら○○高校や大学に合格したとかが達成感にあてはまるのか。

と、よくよく考えてみたのは、仕事に対して「達成感」というものを考えてみたとき、何がゴールなのかわからなかったからなのだ。何をもってして“達成”なのかは、その人の考え方によって違うのは百も承知。でも、それを自分に当てはめて考えると、“達成=ゴール”みたく思えてしまい、そうするとゴールってなんなのさ、になってしまう。ゴールしたってことは、それで終わりなのかなあって考えてしまう。
そうなると、ゴールを決めてそこにたどり着いてしまった瞬間に、向上心をなくしてしまいそうなのさ。

今まで、節目というものはたくさん経てきた。
その節目の全てがすばらしいものではなかったが、時には充足感を味わったこともある。しかし、極めた!と思ったことは……。
それよりもがんばってきて良かった。でも、もっとできた、って思ってしまう。
その時の経験をまた次に生かす。それが、信じてついてきてくれた人たちへの恩だと思うので。
向上心て大事だ。

やりがいは……
目の前の子どもと一緒に笑ったときかな。
ゴールなんてものにたどり着いてなくても、昨日のテレビの話を共有できたときとか、同じアーティストが好きだったとわかり合ったときとか。目の前にたーくさん。ある。
一緒に笑えるって、力がわいてくる。

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