第二十一稿 知性 解題(後編)
さて、いよいよY先生の「知性」解題である。
ご近所の旧居が壊されている、という事実は、幼少期の心象風景の中に半ば固定されてあるべきものが崩れた、と読める。
自分の世界が(一部)壊されるのと同義。
自己というものが、自分で把握できていない=不安定な状態で、同じく不安定な人(気づいていようといまいと)に会いに行く。
不安定と不安定の衝突。これが「旅」か。(無論GoToトラベルに非ず。)
旅とは、それが単独行であろうと、人に会いに行くものなのであろう。
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