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悔しいと思うなら まだ戦えるね ブルーピリオドがおもしろすぎる
完全にはまってしまった。
前にもnoteに書いたが、ブルーピリオドとの出会いは、この漫画がマンガ大賞をとったからである。何か面白い漫画はあるかなあと安易にスマホで検索をし、この漫画を知り、ちょっと読んでみた。
いや、悔しいよ。もっと違う形で出会いたかった。メジャーになる前に知っていたかったさ。そして、「あー、それ、知っているよ。なかなか面白いよ!」って言いたかったさ。まさか、スマホで検索して、しかもマンガ大賞の1位作品だなんて。
メジャーになりすぎているものって、ちょっと敬遠したりすることありません?悔しさにも似た、そんな感情を持ってしまうから。
流行っていないラーメン屋にふと入って食べてみたら絶品だった!これはきっと流行るだろうなんて思っていたら、案の定行列ができる店になった。いやいや、私はこうなる前からの常連ですよ。きっとこうなることも予想していましたよ、と。
そして、そうなったことは全然自分とは無関係なのに、何だか自分が育てたかのような気分になる。ある種の優越感に浸る。
そんな感情って持っていたりしませんかねえ。
だから、あまりメジャーになりすぎているものには手を出してこなかった。
しかし、ブルーピリオドは違った。
私のそんなチンケな感情などどうでも良くなった。
それほどこの作品は読み応えがある。言葉との出会いを探している人には強くオススメできる漫画だ。
読み手のその時の気持ちの持ち方で、グッとくる台詞は変化する。それは、小説やエッセイよりも漫画の方が多くの場合で起こる。読み返してみると、以前は引っかからなかった台詞に引っかかる。そこで救われることがある。
悔しいと思うなら まだ戦えるね
「ユカちゃん」こと龍二の一言である。
悔しいとさえ思わなくなったら、もうそれはゲームオーバー。諦めである。
人の歩みを止めるのは 絶望ではなく諦め
人の歩みを進めるのは 希望ではなく意志
とはARMSのヴァイオレットの台詞だ。この台詞にも多くの場面で救われたが、上のユカちゃんの台詞も強烈なインパクトだ。
強大な敵に巡り会ってたとき、大きすぎる壁にぶつかったとき、越えなければならないものが大きければ大きいほど絶望を感じるだろう。しかし、諦めなければ必ず成長はできる。やめてしまったらそれ以上はない。そうなると絶対に越えられない。絶望を感じても諦めなければ越えられる日が来る可能性はある。口で言うのは簡単だが、実際は難しいかもしれない。でも、真実であることは間違いない。
競争している相手が、自分にはない才能をもっていたときどう考えるのか。
天才と見分けがつかなくなるまでやれば(努力すれば)いい
それだけだ
いやー、ほんとうにそのとおりだもの。
大きな何かにぶつかったとき、悔しいと思える自分でいよう。
他人の才能に負けそうになったとき、やり続けられる自分でいよう。
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![ゆりてる](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/28728533/profile_27c14f606b2a34d52fc6e3a5c1e918fb.jpg?width=600&crop=1:1,smart)