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第十稿 思いは3000字を越える

悪魔将軍のマスクは、100万円で売られているそう。
学ばせる側のものが、学ぶ側の時間を奪う。それは、学ぶ側のものに、実は考える時間を与えないためなのかもしれない。脳の力はあっても、考える時間を奪えば、学ばせる側のものの立場は安泰である。
日本の教育の本来の目的は、そうだったのか……

*      *      *

平列小 O先生
件名「いや、お前のことは信じとるぞ。←相変わらず心に響く言葉です…信じられます。」
先輩からの書簡(敢えてこう書く)を心待ちにし、文章に向き合い、脳に汗かくのが最近非常に愉しみであります。
端から見れば仕事しているようにしか見えないというのは、蓋し名言です(笑)
先輩の場合は、教師というもののあるべき理想の体現を本気でする気でこの職に就いている感があります。

悪魔将軍のような硬度。折れなさ。錆びなさ。道場破りに真剣を携えて来てみたら、「え?木刀?竹刀?ふざけてる?ww」みたいな。心を打つ言葉……どういうテクニックでそういう言葉を選択するのか、釈迦󠄀「の」説法のような…対機説法?でしたっけ?

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3,465字
文学者と批評家。だが、互いにその作品を干渉し合うことはなかった。ただ、書簡を交わし合うのみ。 あるとき、二人にとって共通の恩師がこの書簡に触れる。詩人であり文学者であり思想家であるY氏。 初めての出会いから20年が経っているのに、それぞれがお互いのことを何も知らなかったような気がする。 書簡を介して、本当の自分を見つけていく。

往復書簡

20,000円

大学時代の先輩にあたる教師――仮にO氏と記しておく――との、事務的なやりとりから発展した往復書簡の一部始終である。ただのメールのやりとりと…

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