地方民オタク、バンギャになる
初めまして、トマ(@ksn_3689)と申します。鳥取出身、島根在住の山陰引きこもり系オタクです。
私が住んでいる山陰地方、山の陰(かげ)というだけあって常に曇っています。そして陸の孤島と呼ばれるだけあり、電車も新幹線もありません。石破ちゃん早く山陰新幹線通して。
田舎トークはさておき、今回は地方在住のオタクが突如バンギャになった経緯を説明します。
①オタク、いきなり手紙を書く
あれは2021年。時は絶賛コロナ禍中であらゆる楽しみが制限されていました。それは密ならぬ疎と呼ばれた山陰地方でも同じでした。
同人イベントへの参加もままならず、くすぶっていた私が見たのは、とある個性的なバンド──アーバンギャルドの配信ライヴでした(2021年9月のTOKYOPOP2の配信だったと記憶しております)。アーバンギャルド出演のラジオを聞いた旦那が、「このバンド面白そうだから配信見ようよ?」と誘ってきました。
ライヴを見て、最新アルバム「アバンデミック」を買って聴き、いきなりファンレターを書きました。オタク、すぐファンレター書く・・・。
ですがこの時は、そこまでハマりませんでした(ファンレターまで書いたのに!)。リーダーの松永天馬さんのTwitterもフォローしていましたが、呟きが怖くて途中で外しました(今はまたフォローしております)。
②推し、爆誕!
それから2年後の2023年5月。アーバンギャルドの名前も思い出せなくなった頃、またもや旦那に「(アーバンギャルドの)配信観ようよ」と誘われました。「アーバンギャルドか、久々に観ようかな」と私は軽い気持ちでOKしました。これが沼の始まりだとも知らず・・・。
この時私が観た配信は「15周年記念公演アーバンギャルドのディストピア2023 SOTSUGYO SHIKI」。むっちゃ長い名前ですが要は「バンド15周年のどえらいライヴ」です。どえらい周年ライヴということは、つまりムチャクチャ気合が入っています。衣装、映像、演出もうバキバキでした。
何より私が目を奪われたのは、ボーカル兼リーダーの松永天馬さんの姿でした。眼鏡にスーツの痩躯男性、ぶっちゃけめちゃくちゃ好みでしたがそれまでは「あ、好みかも」程度の認識でした。
しかしステージの真ん中に立ち、「都市夫は死ぬことにした」を熱唱する天馬さんを見た瞬間、「えっむっちゃカッコいいんだけど・・・」と思いました。推し、爆誕。
③そしてライヴハウスへ・・・
その後、私はすぐにアーバンギャルドのファンクラブに入り、狂ったように天馬さんのファンアートを描いておりました。もちろん生ライヴを見たい気持ちはありましたが、「都会のライヴハウスは遠いし怖いし良いかなー」と思っておりました。
転機が訪れたのは1カ月後。大阪公演の1週間前、「チケットまだあるんだー、あれ、大阪ならバス1本で行けるんじゃね?」と気付いた私は思い立ってチケットを取りました。オタク特有の謎行動力。
大阪・梅田に降り立ち、風俗店とキャッチの多さにビビりつつも、なんとかライヴハウスに辿り着きました。
それから物販に並んだり迷子のフォロワーさんと彷徨ったりしながら(なお私も方向音痴)、ライヴ本番を迎えました──。
④推しとの遭遇
結論から言いますと、推しの天馬さん以外の記憶は曖昧です。ぶっちゃけ当時は曲もほとんど知らなかったので、セトリの半分も分かりませんでした。
ただ、これだけは言わせて下さい。
眼鏡パーマに黒シャツの推しはアカンと。
⑤地方民バンギャの誕生
ここまで見るとバンギャというより、天馬さんのオタクになった気がしなくもないですが、こうして私はアーバンギャルドのライヴに通うように(※年2〜3回)なりました。
地方民オタクがバンギャになって思うのは、交通費と宿泊費のエグさですね。東京なんざ行った日には飛行機代がウン万円飛びます(飛行機だけに)。
それでもアーバンギャルドはライヴ配信にも力を入れているので、行けないライヴも液晶を拝みながら観れたりします(もちろん、生のライヴが最高ですが)。てかほぼ全ての楽曲(PVも)がYouTubeでフルで聴けるの大盤振る舞いが過ぎるのでは???
【PV紹介のコーナー】
★アーバンギャルド「ワンピース心中」
アーバンギャルドを語る上で必見! 天馬さんの歌詞は結構難しいものが多いですが、これは映像と歌詞がダイレクトに頭に入ってきます。
★アーバンギャルド「メトロイメライ」
最新アルバム「メトロスペクティブ」のリード曲。女子を可愛く撮れる監督さんに撮影を頼んだ結果メンズもキラキラしたという話が好きです。
これからも公式の供給に悶えながら、アーバンギャルドと松永天馬さんを推していく所存です。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
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