対バンの醍醐味
対バンやフェスの醍醐味は、言わずもがな普段見ることのない層のバンドと出会えることです。
例えば、鬱フェス2024に出演していた人間椅子。ギターを持った白塗りのお坊さん、ギターを持った眼鏡の男性、ドラムの男性の三人組なのですが、一番キャラが濃い白塗りのお坊さんがボーカルかなと思いきやいきなり眼鏡の男性が歌い出してビックリしました(白塗りの方も時々歌われていました)。
そしてもう一つの醍醐味は、普段と違うファン層が見られることです。鬱フェス2023では、上坂すみれさんのファンらしき男性が「毛深いー!」と叫んでいてヤバイ人いると思ったものです(※すみぺ界隈では「可愛い」の代わりに「毛深い」と言うらしいです)。
前置きが長くなりましたが、先日、「Shimokitazawa SHELTER 33rd ANNIVERSARY “絆奏”」のライブ配信を観ました。このライブはexist†trace、アーバンギャルド、キノコホテルの三マンライブです。アーバンギャルドが出るとのことで観たのですが、バンドはもちろんファンも濃かったです・・・。
ヅカっぽいノリのイグファミリー
まずはトップバッターのexist†trace。全員女性の5人組バンドなのですが、ショートカットにスーツ姿のボーカルさん(めちゃくちゃカッコいい)を拝見した瞬間「ヅカの男役みたいだな」と感じました。
「でも、もしかしたら男性的な格好がお好きなだけかもしれないし、決めつけは良くない!」と思っていたらファンらしき女性が「ジョウ様ー!」と叫んでいてあ、そういうノリで良いんだと安心したものです(ご本人も宝塚とセーラームーンがお好きらしいです)。
そういうこともあってか、exist†traceのファンは女性が圧倒的に多かったですね。
安定のアーバンギャル(ソン)
次は二番手のアーバンギャルド。こちらのファンも女性多めですが、イグのファンとは違い色々なタイプの方がいます(キノコホテルのマリアンヌ東雲さんには「(アーバンギャルドのファンは)大人しいわね」と言われてましたが)。
ゴスロリの女の子からギャルっぽい女性、はたまた耳じゅうピアスの青年など多種多様です。同じクラスにいたら絶対別グループだろう人達が集まっているのが面白いです。
特に天馬さんがいる右手側は、いつもながらファンの密度が濃かったですね(もちろん容子さん・けい様側もファンが集まっていましたが)。
胞子、ヤバイ!
最後はキノコホテル。実は三組の中では一番若いバンドですが、大御所感漂っています。
キノコホテルのファンはのっけから濃かったですねー。ライブが始まるとともに振りかざされる陰茎キノコ型のペンライト。以前似た系統の新生姜ペンライト(気になる方は人がいない場所で検索しよう!)が問題になりましたが、そんなの知るかとばかりに胞子の胞子が光ります。
セクシーなバンドなので男性ファンが多めですが、そのせいか女性ファンはマリアンヌ東雲さんに構われていて羨ましかったですね。
対バンは良いぞ
対バンは出演するバンドはもちろん、業の深いファンが見られるのも楽しみ方の一つです。
ただ対バンやフェスの場合、「ファン=そのバンドの民度」と思われがちです。皆さん、最低限のマナーを守りつつファンパフォーマンスを披露しましょうね!
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