心を落ち着かせる薬の話
私は現在投薬治療を受けている。
否、治療できるものではないかも知れない。
薬の名前は「アリピプラゾール」と「バルプロ酸ナトリウム」だ。
本当はもう1種類処方されているのだが、
あまりに身体に合わず飲んでいない。飲むと3日間は身体が辛くなる。
例えるなら、発熱していないインフルエンザのような状態だ。
しかし前述のアリピプラゾールもこれまた厄介で。
ダルさと吐き気をもよおすのである。
軽いつわりのような状態と月経前のダルさに常に襲われている感覚だ。
女性ならどれだけしんどいか想像しやすいだろう。
その辛さから逃れたい私は、あろうことか突然服薬をやめてしまった。
それが約2週間ほど前のことだ。
1日目の気分は最高だった。
身体が楽で、心も楽だった。
しかしそれは長くは続かなかった。
3日4日目くらいから、心はどんどん病んでいった。
あまり薬のことを信用していなかった私は、薬をやめたせいとは全く思っていなかった。
だが、実の兄から「薬を飲め」と何度か言われ、再び処方薬を飲んでいる。
再開して5日くらい経った。
たしかに、ピークのときよりは希死念慮や辛さは減っている気がする。
100が98くらいに下がった感じだ。
こうやってnoteを記述できるくらいになった。
安易に服薬をやめてはいけない。
未来に希望が見えなくても、
薬に意味を感じなくても、
医師の判断以外でやめてはいけない。
長年の研究で出来上がった薬たちなのだから、
意味が無いわけないのだ。
自暴自棄になっても、どんなに辛くても、
勝手に薬はやめないでほしい。
そんなバカなことをするのは私くらいかも知れないが。
薬をやめると、もっともっと辛いことが起きる。
何かの現象が起こるわけではない。
ただ生きているだけで、辛く苦しいのだ。
この命を享受していることに、罪悪感を感じてしまうのだ。
だから絶対に、勝手にやめないでほしい。
治療を諦めないでほしい。
薬を中断して地獄を見た私は、そう強く思う。