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新しいことに挑戦する人は奈良に行こう
二つの祖先
前回の記事では、私達には二つの祖先がいて、私達の選択に影響をおよぼしているよ、ということを書きました。
・1つは森を出て行った類猿人時代の祖先。
・もう一つは、氷河の中を飛び出ないで籠ることを選んで生き延びた氷河期時代の祖先
この二つの祖先がいて、私達が不安を前にして選択をする時、影響をあたえている、と書きました。
選択の時
「変化を恐れる」のは正しい感情です。
それをどう捉えて、どう行動するか?は各自の判断選択です。
片方を選ぶ時は、必ず選ばなかったもう片方の道の方がよかったのかも?
という迷いはあとあとついてくるものです。
仏陀でさえ「無理」と言った。
変化をおそれて「いや、私には無理」と言うのは、
あなただけじゃない、
「仏陀でさえ『私には無理』と言った」と言うと驚きでしょうか?
昨日手塚治虫さんの長編漫画「仏陀」を読み返していました。
仏陀は7年にもわたる苦行をつづけられ、
「苦行には意味がない」と思われたそうです。
「肉体をいためつけて、それで死の恐怖を超えるとかそんなんないよ」
と、7年におよぶ苦行をリタイアされました。
断食していたので、死にそうになっていたところ、スジャータという少女から乳粥をもらい、生き延びます。
そして菩提樹のもとに座ります。
その時仏陀は初めての悟りを開かれたと言います。
その後すぐには人に教えないんです。
自分の中に、保ってもっているだけで。
仏陀は大教団を持ったから、すぐ信者をふやしたかと思っていました。
実際はちがったそうです。
仏陀を導くブラフマンという指導霊みたいな存在が出てきて
「人に教えなさい」と言うのです。
その時仏陀は「イヤ、私には無理!」と断ります。
・・・それを読んでいて私は
「あぁ、ブッダでさえ、悟ったことを、『人に知らせる、教えるのは無理!』と思ったんや」
と思いました。
でも小さいこと、自分にできることから始めたらいいんです。
鹿
仏陀の場合ははじめ鹿に話をします。
一匹の鹿に教えていると、そのうち鹿が群がって話を聞きに来ます。
それが「鹿野苑」という所になったらしいです。
「ふぅん、鹿から人につながっていくんや。
鹿で道を作って、それがずっとつながっていくんや」
と思った時、
ふと 奈良公園が思い浮かびました。
奈良公園
奈良の大仏さんと奈良公園の鹿
それはこういう取り合わせだったんだ!と思いました。
もしあなたが何か新しいことに挑戦しようとして、びびっていたら、
奈良の大仏さん(東大寺)の所に行くといいかもしれません。
緊急事態宣言とか蔓延防止等で奈良に行けない方はイメージでいいかもしれません。
奈良の大仏さんと鹿を思い出すといいかもしれません。
奈良に行こう!
奈良に行く は
習いに行く
奈良(い)にいく
とつながるのかもしれません。
だから新しいことに挑戦する人は奈良に行こう!