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目の前の人(部下)を活かすには
「目の前の人を生かす」というのは友達ではそこまで考えることはありません。
仕事で使う人材なら「活かす」ということはあります。
まず部下が売り子さんなら、雇う前の研修期間にいかに頑張ってもらうか、ということです。
もし売り上げがいまいちなら、それは何故なのか? 自分でも考えて貰うことです。
そして、商品についての知識を覚えてもらったり、こういうキャンペーンしていますとか、基本的な事をおぼえてもらいます。
自分に足りない事は何か、考えて貰います。
その時「私なんて」という変な自己卑下、ひがみをしている人は、そこをしっかりチェックしていく必要があります。
職業的な事をする時コンプレックスがあったりするような「私」という個人を越えて「仕事人」になる必要が出てきます。
自分にとって足りない部分は何か?を見る時、効果的な見方があります。
それはバランスです。
バランス
バランスというのは出力と入力の両方です。
以前は「バランス」というと「プラスとマイナス」と言っていました。
しかし「プラスとマイナス」という言い方だと、「プラスは良し、マイナスはダメ」という風にとらえてしまいがちなので、今はパソコンに例えています。
売り子さんに例えると、
「売ろう」という意欲意識が満ち溢れている人は生き生きしていますよね。
それと同時に、相手に押し売るのではなく、自然に人にきてもらうような「受け手」も必要です。
その両方を兼ね備えることが「バランス」です。
明るくイキイキしながら、
お客様の話される事を聞いたり、お客様が求めているのは何か? きちんと把握する「受け手」の部分も磨くことです。
勢いの良さと、お客さんを受け入れる「器」的な要素の両方必要です。
パソコンの出入力
パソコンで文章やデータを入れたり出したりすることに例えるとわかりやすいかと勢いが良いというと、出力です。
それに対して受け入れるのは、入力です。
まるで反対のことを同時に要求しているような感じがしますよね。
そうです。
バランスが良いというのは、出力と入力の両方ができる状態です。
例えば会話
会話に例えると、わかると思うのですが、
「この人、いつでも自分の話しかしないよなぁ」
という人います。
これが「出力」だけです。
反対に人の話を聞いているばかりで、自分から話をしない人は
「入力」だけの人です。
人は聞くだけでも、話すだけでも、いけません。
どちらも必要です。
求められるものを提供できるように
それから、
職場や職種により、働き方が変わるし、人材に求められるものが変わります。
お仕事の内容によって、
タフさが求められたり、柔軟さがもとめられたり、正確さが求められたり、人当たりの柔らかさが求められたり、いろいろありますね。
お仕事というのは「自分が自分でいる」だけでなく、「仕事モード」という、目に見えない潜水服・ダイビングスーツを身に着けるようなそんなところがあります。
それができるように訓練していく必要もありますね。
これについては又後日書きます。