海外で財布を盗まれたら!幼稚園児になろう👼英語は単語と文法の知識だけではカバーできない👛
こんばんは。
本当は、ずっと前からこういう記事を書いていきたかった!という記事を今日は書きたいと思います。
いつも色んなところで言っていることですが。。
学校で習うような英語、資格試験で扱うような英単語や文法の知識だけを得ても、仕方がないよ!と言う話です。
英単語・文法知識より大切な、しかし学校では学べない2つのこと
私がいつも「ここに気づいて!日本人!」と思っていることは2つです。
1.英語という言語に織り込まれた文化を知ること
2.(英語だろうが日本語だろうが)語るべき言葉を持つこと
普段、自分が子ども向けに教えるカリキュラム「子ども英語プレゼン」や「子どもビジネス・スクール」などでは、主に2の「語るべき言葉」を増やすための活動をしています。
今後、1.英語という言語に織り込まれた文化を知ること について、ご紹介していきたいと思います。
以前も触れましたが、英語を話す・書くためにとにかく意識しておきたいこと、それは 語順 です。
私がよくする、鉄板ネタがあります。
ちなみにこれは、大学時代 elective という選択できる科目のうち、友人が「取る」と言ったので「じゃあわたしも受けるわ」てなくらいのテンションで受けた Linguistics(言語学)の授業で「な!る!ほ!ど!」と思ったエピソードです。
(クリスティーナ先生、元気かな。。。🥺)
ちっとも期待しないで(こら🤨)受講した「日英対照研究」のクラスで使用したテキストにも書いてあったエピソードです。
(ちなみに、日本語と英語は違う語族なので、比較(comapre)ではなく対照(contrast)となりますよ💡→早く本題行け😒)
「財布を盗まれた」を英語で言うと?
道を歩いていて、財布が無いことに気づきます。
ふと、前を歩く人の手を見ると👀 なんとその手に自分の財布が👛!!
走って逃げる犯人🏃🏻♀️
逃げられた!
と、そこに警察が🚓
あなた「(私の)財布を盗まれました!」
さあ、これを英語で言うなら??
⌚⌛ チクタク ⏰ チクタク ⏱tick-tock ⏲🕰 tick-tack 😪💤
正解は。。。
My wallet was stolen.
⇧この文が出てきたあなた!
素晴らしい✨財布やstall (盗む)という単語を知っているなんて!すごい🎉
「財布を盗まれた!」は"My wallet was stolen!"?
嫌味な感じで褒めてしまいましたが、実は英語話者はこういう言い方はしません😜
さあ、それでは財布が盗まれた時、ネイティヴの人はどう言うと思いますか?
⌚チク⏲タク ⏰tick ⏱tock 🕰 tick⌛tack チ…🦉
Somebody took my wallet.
こちらが思い浮かんだあなた!amazing👏
さて、違いはわかりましたか?
なーーんだ。そんなことね。って感じですよね?
これを日本語へ直訳すると
「誰かが私の財布を取った(盗った)。」
これ、なんか聞き覚えありませんか👂?
私がよく教室で教えている未就学児や小学校低学年の子も言いますかね。
幼稚園・保育園で、家で🏠こんな場面に遭遇したことありませんか?
「○○ちゃんが、わたしのおもちゃ🧸とった~!」
英語は幼稚園児の言葉?!
日本に来たばかりの外国人の方も、よくこんな日本語を話していると思いませんか?
私たち日本人にとっては「子どもっぽい」と言われるような話し方です。
もし、都心のどこかシャレオツなカフェ☕で日本人の私が
「誰かが私の財布を取ったんです!」とか言ってたら、ちょっとだけ怪しいですよね。
いや、もちろん意味は通じますし、切迫感も伝わりますが、この人もしかして、ちょっとヒステリー?大丈夫かしら?って。
では、例えばアメリカで
”My wallet was stolen.”
と言ったとしたら。
多分、私の感覚からすると、こう言われたら
「はぁ。。。」(”yeah....?”)😦となると思います。
なんか、緊張感が足りず、まるで他人事、みたいな感じに聞こえるかもです🙄
もちろん、一瞬「え?」とはなるとは思うのですが
So, somebody took your wallet!?
「つまり、盗まれたんだね?」と、意図は伝わると思います。
「was stolenとか言ってないで、早く警察とか行きなよ!」って思うと思います。。。😨
伝わる英語を目指すなら:語順に注意!能動態にすること
お察しいただけましたでしょうか。
語順に注意 です。
英作文のポイント、構文のポイントは
①主語 ②動詞
と組み立てることです。
さて、気づいていますか?みなさま!
「これが無いと、文として成立しませんよ」と、私が中学英語を教える時、一番最初に伝えることです。
英語の「文」を成立させる二つの要素、それは
①主語 ②動詞
ですね。
で、この 語順が大切 という話ですが、もうひとつ重要なポイントを持っています。それは 能動態 ということです。
能動態とは、受動態(受け身形)の逆です。
実はこの「能動態」と言う言葉、英語苦手な方は知らない方もいるのではないでしょうか🤤
日本語は「られる」「される」と受動態で表現されることが多いです。
なので、中学英語で習う「受動態(受け身形)」はとっても親近感がわくんですよね😚
ただ、英語って思ったより受動態の出番は少ないです。
特に会話においては、例えばドラマやシンプルな日常英会話のダイアログを聴いていただくと、能動態を使いシンプルに ①主語 ②動詞 と組み立てていることに気づいていただけると思います🎶
まとめます🤖
伝わる英語を話したい、そこのあなた!
幼稚園児に戻って、その思考で英語を話しましょう。
ご清聴ありがとうございました🙇
______________________
おまけ
わー。。。😅
発見してしまいました!
スタサプ大学受験講座の説明です。
My bag was stolen.
→「カバンを盗まれた」という意味の文ですが、この場合、カバンを盗んだ人物がだれかわかっていません。したがって、これを能動態の文章にしようとすると、(誰か) stole my bag.という文章になってしまいます。動作主が不明の文には、受動態が有効です。
あちゃ~😵。
まあ、でもこれは大学受験用の英文法の話だからね。。。
こんなのも書いてます⇩
「4技能とか目指してル場合じゃないよ」
「「英語力が伸びるのはどんな人?」残念ながらここに期待する答えはありません。」
「神は細部に宿っちゃうんだよね👼あなたの「英単語学習」それで合っていますか?」
「【私の仕事】なぜ英語教育なのか:日本人の英語に愕然とした」
よろしければご覧ください🙇
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?