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星と夢はいつもあなたを応援している〜夢活用のススメ

占星術は難しいなあと度々思っていますwホロスコープは複数の象意が複雑に絡み合っているので、思考の世界にハマり込んでしまうと、余計にわからなくなることがあります。たとえば、10ハウスは母親(広い意味での両親)でもあり高い次元での自己実現でもありますね。



社会との理想的な関わり方、自己実現のあり方が示されてもいますし、親との関係性や家庭環境でもあります。一見関係のないように見えるそれらは綿密に関連しているということなんです。社会的活躍か親との関係か、そのどちらかではなくて両方なんですね。10ハウスに天体がなければ、その方は社会で活躍しないのかというと全くそうではありません。



天体サインハウスに加えて、アスペクトを入れると、はて、どういうことでしょうか・・・と思考が停止することもしばしばです。そんな時はモチーフ化して(連想ゲームのようにイメージ化して)捉えてみると、見えてくるものがあります。抽象度を上げるという言い方もできます。



上記の場合であれば、10ハウス、母親、原初的太陽としての女性性、生命(自己の真実)を照らしだすもの、魂としての自己が社会に打ち出したいもの、能力と可能性、山羊座と蟹座、太陽と月、母なる存在からの呪縛と起爆剤、魂の実際的表現、男性原理に支えられた女性原理、あるいはその反対・・・



そこで、最近は夢日記をつけています。ホロスコープの解読や惑星の理解は夢判断にとても似ているんです。そもそも夢とは何か。夢は超意識からのメッセージです。どんなに恐ろしい悪夢であれ、吐き気がしそうなグロテスクな夢であれ、いつだって夢は私たちの最大の味方・応援者です。



トラブルや危険が迫っているよ、気づいていない病気があるよ、今、ここに向き合うべきだよ、ここはチャンスだよ・・・と教えてくれています。夢はアカシックレコードでもあり、夢が知らないことはひとつもありません。夢ほど私たちが指針とするに相応しいものは、他にないように思います。



でも、なぜに夢はあれほど複雑怪奇な様相なのでしょうか。なぜもっとわかりやすいメッセージとして見せてはくれないのでしょうか。その理由は私たちの意識の構造にあります。潜在意識のブロックや抵抗が働くために、モチーフ化されているわけなんです。潜在意識は自我にとって都合の悪いことはブロックします。その潜在意識の検閲を潜り抜けて、顕在意識に重要なメッセージを届けるために、暗号化・モチーフ化されているということです。



ネットからお借りしました



夢についての解説書は坂内慶子さんの著書がオススメです。坂内さんの本を読んでからというもの、グンと夢の解読がスムーズになりました。モチーフ化されて出てきた夢の中身を現実と照らし合わせてみると、ああそうか、そういうことか!あの人は私に怒っているんだな。。。などとスルスルとメッセージを読み解けるようになります。



たとえば、三人の女性が夢に出てきたとします。それは多くの場合、私たちの現実にも象徴化された三人の女性が実在しています。夢が「私たちの現実や意識の一体何をモチーフ化しているのか」という視点で解読することがキーになります。



夢はよく「水」を出してきます。あらゆる水にまつわるモチーフは無意識の象徴です。汚れた水、澱んでいる水、沼などは良からぬ執着からくる失望の象徴であり、時に病気の所在を教えていることもあるようです。綺麗な水、澄んだ水は素直さや心の広さ、健全な意識を象徴しています。



占星術の話に戻りますが、天体の象意もまさにモチーフです。天体の働きが現実に現れてくる時、それはあらゆるモチーフとなって登場します。たとえば冥王星が象徴するものは、死にまつわるもの、腐敗したものや匂い、放射線やレントゲン、原子力、地下、ゴキブリ、毒をもつ生物、金権政治、権力、外科手術、過剰な野心、幻影、陽炎・・・



冥王星の影響を受けている時、毒を持つ生物、たとえば蜂に刺されたりもします。または何度もレントゲンを撮ることになったり、外科的処置を受けたりもします。匂いや気配、モチーフの段階で(影響が比較的軽い段階で)メッセージに気づくことが大変重要です。そして、天体の働きはどれも単独で存在してはいません。



冥王星がMCの近くにある場合、極端なまでの強い野心(あるいは野望や自己実現欲求)を持っていることがあります。それは悪いことかというとそうではありません。その方は自分以外の意思(家系的・霊的な強いエネルギー)を受けているとも言えますし、その野心の実現を通して魂を磨き、社会(多くの人)に様々な影響を与えることが役割のひとつでもあるわけなんです。



善悪や常識的な基準の中で、天体が示すことやそれぞれの人生は判断ができないものです。誰かにとって善であるものが誰かにとっては悪にもなります。社会的に糾弾されるような生き方が一概に間違いとも言えません。人にはそれぞれの学びと体験が用意されていて、さらには自由意志があります。だからこそ、占星術や夢をうまく活用できれば、魂の意図を見失うことなく進んでいけると思っています。






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