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ペットは何ハウスか

占星術では、ペットは5ハウスまたは6ハウスの象意にあたると言われています。5ハウスは「私の喜び」を意味する部屋なので、なるほどと思います。また、ペットの存在を6ハウス的に捉えて「毎日のルーティンとしてお世話をする相手」と考えると、一理あると思います。でも、個人的には全くしっくりきません。



占星術における象意は複層的であることの方が多いのではないだろうか、そう感じることは度々あります。きっと全てがレイヤー構造になっているのでしょう。ペットが5ハウスや6ハウスの管轄にあたるーーそれも事実だと思うのですが、より本質的に捉えた時、または私たちの意識の焦点がどこに向いているのかによって、それ以外のハウス(サインや天体も同様)の管轄になるということが、実際にあると思います。



私は幼い頃からワンちゃん、猫ちゃん、鶏やうさぎ、熱帯魚などと共に生活してきました。いつも側に動物たちがいました。彼らと私は常に対等な存在であって、「私の持ち物・一方的にお世話をする相手」という感覚を抱いたことがないのです。むしろ頼りにしていました。



これまで、複数の方からアニマルコミュニケーションを受けたことがあります。そこで驚くべきお話を聴くことは何度もありました。今、うちには三匹の猫ちゃんがいますが、その中の長男猫について、アニマルコミュニケーターさんが次のように伝えてくれました。



僕がいなくなった後、いつまでも悲しんでいたから、また会いにきたよ!ーーそう言ってますが、以前に女の子の黒猫ちゃんを飼っていたことはありませんか❓生まれたての小さな猫ちゃんです。



え❓



男の子の黒猫ちゃんは飼っていましたが、女の子は、、、ないです。と答えてみたものの、「いえ、女の子です」とキッパリ。しばらく考えて、ハッとしました。私が15歳の頃、子猫二匹を保護したことがありました。でも、まだあまりにも小さくて、すぐに天国へ旅立ってしまいました。



その後、何度も思い出しては泣いていました。他に助ける方法があったかもしれない。あの時、すぐに病院に連れていくべきだった・・・そんな後悔が溢れてきて、あんなにも可憐で愛おしい命が儚く散っていったことへの衝撃と哀しみが消えることがありませんでした。その時、保護した子猫は確かに黒猫とキジ猫でした。



まさか、あの時の!!!


「そうだよ、だから僕、また会いに来たよ」と伝えてくれました。それから数年が経って、別のアニマルコミュニケーターさんからも同様の内容を告げられたのでした。どうやら、猫ちゃんやワンちゃんは大変に律儀であるようです。そして、人間を「愛すべき存在、守ってあげるべき存在、大切な友」だと感じているようです。



アニマルコミュニケーションを通じて伝えられる内容には一貫性があります。特に猫ちゃんは霊的な存在で、ご縁ある人のところにやってきては、私たちを守護したり指導したりする役目を負っている、らしいのです。(信じられない人からしたら怪しすぎる話なのでスルーしてください)



私自身、猫たちが色々なことを深く理解していることを実感しているからこそ、対等な存在として話しかけますし、愚痴を言うこともあります。彼らはそれをちゃんと聴いています。そして、エネルギーを調整してくれたり、インスピレーションを与えてくれもします。



前置きが長くなりましたが、ルル・ラブアさんが「ペットは1ハウスにあたる」と仰っていたそうです。そのお話を聞いた時、絶対にそう!!!と感激しました。だって、彼らは私自身です。決して愛玩動物でも、一方的にお世話をする対象でもありません。



天体やサインやハウスが「自分にとってどんな影響を与え、どんな意味を持っているのか」はトランジットの影響を見るとよくわかります。教科書を鵜呑みにするよりも、個人的にはそれがもっとも信頼できる検証方法だと感じています。



数年前に、先天性の脳の病気により生後7ヶ月の子猫を亡くしました。その時の三重円を見ると、ソーラーアークのアセンダント(私自身)を頂点としたネイタル火星とMCのトールハンマーができていました。トランジット天王星がネイタル火星と重なったことがトリガーとなり、晴天の霹靂のような突発的で悲しい出来事となって現象化しました。ソーラーアークの冥王星がネイタル月に重なっていたこともあり、メンタル面も打ちのめされました。



やっぱり、ペットは一心同体の私自身=1ハウスだと思います。少なくとも私にとってはそうです。ペットは1ハウスだと仰ったルル・ラブアさんの鋭敏な感性と視点の深さが思われます。そして、占星術が存在してくれていることへの畏敬の念を感じます。ハウスだけでもそこに宇宙があるんですね・・・皆様のペットちゃんはどんな存在ですか❓





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