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乙女座冥王星・天王星コンジャンクション世代

1960年代の半ばあたりに生まれた方々は、乙女座の冥王星と天王星がコンジャンクションしている人たちです。ちょっと人間離れしたようなエネルギーが漏れ出しているwかなり特徴的な世代です。(今、生きている人でこのアスペクトを持っているのはこの世代のみ)改革と独自性を司る天王星、破壊と再生を意味する冥王星が一体化しているーー強烈なエネルギー!



立花孝志さんもこのアスペクトの持ち主で、彼を見ているとこのアスペクトがそのまんま擬人化されたように感じられます。(さらに太陽が獅子座でもあり)規格外の行動力とバイタリティに納得ですね。アスペクトは天体同士の響き合いなので、サインよりもハウスよりも圧倒的に強いです。(最も強い働きをします)ただし、このような難しいアスペクトを使いこなすには条件があります。(答えは最後に書いています)



夫もこのアスペクトを持っています。夫と一緒になる時、義母が言いました。「この子の人生はジェットコースターのよう。良い時も悪い時も桁違いよ」ーーその時は軽い気持ちで聞き流していましたが、後になってから、その意味がよーーくわかりました。なにせ、家と全財産を失ったこともありますから。



でも、このアスペクトのすごいところは、決してただでは起き上がらないということ。逆境になればなるほど、常軌を逸したバイタリティが無尽蔵に湧いてくる。ごく自然に、普通の人が試練と感じることをチャンスと捉えることができるのでしょう。失ったものがあれば、必ずそれ以上のものを手に入れます。大きく失い、後にさらに大きく再生していく。長い目で見れば、右肩上がりの人生です。



夫も立花さんも逆境になるほど目が輝き、生き生きとしてくるところがそっくりです。しんどいわーと言いながら、しんどいことに対応できる自分が大好き。忙しいわーーと言いながら、忙しく動き回れる自分が大好きなんです。夫曰く「戦国時代に生まれたかった」そうです。心穏やかに暮らしたい私からしたら信じられません。



下剋上、大逆転、ひっくり返す、革命、ミラクルーーそんな言葉がぴったりです。天王星と冥王星は共に世代的なエネルギーでもありますので、個々人の人生を超えて、社会を変革する力を秘めています。そんな風雲児のようなエネルギーを持った方々ですが、心の中はちょっと違います。とても優しくて人間味に溢れています。



それはどこからくるかと言えば、この世代の方は「自分にとっての秩序を通したい・自分としての責任を果たしたい」そんな深い願いを秘めているからだと思うのです。(冥王星は魂の願い)地のサインの二番目(対人)であり、柔軟サイン(臨機応変・適応・全体への貢献と調和)である乙女座にとって、この世の秩序とは「道理であり義」であり、さらには「義理人情」でもあります。



そのまなざしの先には常に「他者との関わり・他者のニーズ」が存在しているからです。弱っている人を放っておけない性分。自分が重荷を背負ってでも(時には悪者になってでも)、助太刀してやろうという心意気があります。まるで、絶体絶命の姫を救いにやってくる、白馬に乗った騎士のようなエネルギーです。



乙女座は奉仕・責任・秩序のサイン。システムや構造としての世の中をもっと良くしたい、人の役に立つものを生み出したいーー医療の分野で改革を起こした世代でもあります。徹底する冥王星と改良していく天王星のパワーを持っていますから、損得ではなく自分の心に従いたい、自分の内なる義に従い徹底的に道理を通したい。社会という舞台の中で、自分という存在の全てを生かして役に立ちたいということ。



出生図は「こうありたい」という理想形でもあります。どこまで星を使い切るかは自分次第です。人生の大きな目的やライフテーマは50代以降から明確になることも多いと思います。乙女座冥王星天王星コンジャンクション世代の皆様は、底知れないパワーと熱い思いを隠し持っている方たち。早々に隠居なんてしている場合ではありませんwむしろ、これからが人生の最盛期かもしれません!この時代の過渡期にこそ輝ける人。逆境と思えるような状況の中でこそ、その本質が輝く人。



このアスペクトに私が抱くイメージは「義によって助太刀いたす」ーーとても素敵だと思いますし、大変に魅力的な方々です。そして、冥王星と天王星はスケールの大きな星ですので、簡単には使いこなせないのです。自分を超えた何か大きなものに向かう時、自分を超えた大義に向かう時、このアスペクトがいよいよ花開くでしょう。

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