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ドラゴンヘッド魚座入り

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。


穏やかな晴天が続いている年明けの阪神間です。年末年始は実家に帰ったり、近所に初詣に行ったりして過ごしました。まだ、我が家のお正月休みが数日残っているので、日本海側へ足を伸ばして、初スキーを楽しんでこようと思っています。


さて、2025年は次々に大きな天体がサインを移動しますが、トップバッターは1月12日に迎えるドラゴンヘッドの魚座入り。ドラゴンヘッドは逆向きに進みますので、牡羊座0度から魚座29度に入った時がイングレスの瞬間です。東京図では2ハウスで魚座入りとなります。


2025年1月12日 ドラゴンヘッド魚座入り



ドラゴンヘッドの影響は、わかりやすい出来事としていきなり現象化するというよりは、知らない間にジワジワときます。(でも、とても重要です!)気づいた時には一定の流れに乗せられていて、翻弄されたり葛藤が生じたりします。(ヘッドとテイルの間で揺れて成長していくことがその目的だからです)その結果、「やっぱりこうすべきだった」「もっと自分の意思を明確に保つべきだった」と唖然とすることが起こりやすいのです。



月のノード(ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル)は「ご縁」のポイントとも言われるように、確かに「自分の意思とは関係なく訪れる人間関係」を通じて学びが与えられることが多いのです。しかしながら、その体験を通じて、大きな成長や気づきを得ることは間違いありません。甘んじて受け入れつつ、進むべき方向性だけは理解しておくと大いに助けになると思います。



ドラゴンヘッドは180度対極に位置するドラゴンテイルとワンセットになっています。その二つの間を揺れながら行き来することで、最終的にはヘッドの方向へと(強制的に)連れていかれます。この軸は運命性というか強制力が強いので、自分ではコントロールが効かないことが多いのですが、ヘッドの方向性(魚座2ハウス)を理解しておくことで、少なくとも「激しく翻弄されるだけで終わる」という結果は避けることができるでしょう。



ドラゴンヘッドが2026年7月27日に次の水瓶座に移動するまでの、これから約1年8ヶ月の間に、私たちは魚座・2ハウスの方向性に向かうべきトリガーが起こり、何らかの気づきを得ることが予想されます。魚座は許し、内的浄化、見えないけれど拠り所としているもの、魂のヴィジョン、イマジネーション、救済、見落としていたことへの気づきなどを意味します。



さらに海王星と合なので、海王星の良い側面(信じること、委ねること、魂のビジョンと夢に従うことなど)を高い次元で使うことが要求されます。人からの期待やニーズ、人間関係のしがらみに引っ張られすぎて、一旦は何らかの役割に徹することが起こりそうですが、それらを乗り越えて「自分自身を信じて、自分自身の道を孤高に進むこと」になるでしょう。



主に人間関係を通じて、そういった方向性の学びと気づきが起こり、それは2ハウスの領域で発揮されていくーーことになります。本来、2ハウスは自分が所有しているあらゆる価値あるもの・自分で自由に使うことができる財や豊かさを司るハウスです。しかし、サインが魚座にあるので、一筋縄ではいきません。



反対側の乙女座は現実の細部に向き合うことや日々の業務(やらねばならないこと)などを司ります。乙女座と魚座の間を激しく行き来して、最終的には魚座の方向性へと連れて行かれることになります。たとえば、労働条件の良い職場から離れたくない、上司も高く評価してくれている。でも、魂の深いところでは今の仕事にもはや喜びを感じていない。本当はもっと大きな夢があるはず。だけど、今の生活や周囲の期待を捨てられないし、そっちへ進むことは不安でしょうがないーそのような葛藤です。



揺れながら、やがて「この小さな現実にしがみ付いたらならば、きっと私は後悔するだろう」ーーそんな思いが強くなってくる。現実(乙女座)と魂のヴィジョン(魚座)ーこの二つの間で揺れ動きながら、最終的には安定を捨てて、夢に向かって歩き出すことになる。たとえば、このようなことが考えられます。



あるいは、8ハウスが司る「他者から受け継ぐ財や豊かさ、関係性の中から得られるあらゆる価値」と2ハウスが司る「私の価値観、私の所有物、私が生み出す豊かさ」との間で激しく揺れ動きながら、最終的には「自分の価値観に従い、自分の力で豊かさや価値を生み出す方向性」へと連れて行かれる。自立と独立、責任を負った上で獲得する本当の自由を得る方向へと進むことになる。



魚座は「大いなるものに委ねること、サレンダーすること、心配や不安を捨てて大きな視点を持つこと」などを意味します。一方、2ハウスは「私の価値観、私の能力と才覚」です。現実の細部にこだわることをやめて、大いなるものに委ねる大きな視点を持ち、尚且つ、自分を拠り所とする方向性です。つまりはただ自分自身を信じ切るということ。



もしも、これから約一年半の間に、そのような葛藤が生じてきた場合は、魚座2ハウスの方向性を意識してみてください。進むべき方向性は「他者ありきの経済と財源ではなく、私自身の経済と財源」であり、優先すべきは「他者との関係性から生まれる価値観や幸福ではなく、私の価値観から生み出される幸福と満足感」です。



情に引っ張られることや保身を捨てて、自分自身の魂の望みに忠実に生きる。自分自身の力と大いなる導きを信じる。この期間に「私たちが拠って立つべきもの」はその方向にあるでしょう。




過去約3年間強のドラゴンヘッドで考察してみます。

2022年1月19日 ドラゴンヘッド牡牛座入り


2022年1月には双子座から牡牛座へ移動しました。東京図では6ハウスでイングレスしています。2022年1月〜2023年7月の間は「牡牛座6ハウス」に進むべき方向性がありました。この期間、自己研鑽や奉仕的事柄を通じてスキルを磨き、自分自身が本当に大事にしたいものが明確になったと思います。私が持っている価値ある能力や才能とは何であるのかーが浮き彫りになった方も多かったのではないでしょうか。それは人間関係のしんどさを伴い、それと引き換えに得られた可能性が高いでしょう。



2023年7月18日 ドラゴンヘッド牡羊座入り

その次の2023年7月には10ハウスで牡羊座にイングレスしています。2023年7月〜2025年1月の期間は「牡羊座10ハウス」に進むべき方向性がありました。それまでは「周囲から強く求められて、何らかの役目に徹すること」で自己研鑽を積んできたかもしれません。他者のニーズに合わせることと自分の願いや思いに忠実でいることとの間で、強い葛藤を感じることが起こりやすい配置です。



それによりしんどさや不本意さを感じてはきたものの、結果的に自分自身のスキルや能力が磨かれたという体験をされた方も多かったでしょう。しかし、だんだんとそのご縁が薄くなるに従い、「私は本当はこうしたかった」「私自身の進むべき道はこっちだ」と自立心とアイデンティティが強く克己されて、実現するべき社会的役割に対するビジョンがより明確になったのではないでしょうか。



※月のノードはオーブを広く取ります。早い方であればイングレスする数ヶ月前(あるいは半年前)にはその影響を受け始めます。期間は広めに取って、考えてみてくださいね。


この数年間は「とにかく自分自身を明確にすること」を求められてきました。私の考え、私の価値観、私の願い、私の決意・・・「私とは何者か」それが重要な2025年と2026年を迎える前の準備だったのですね。物事には順番があります。私→私とあなた→私たちです。「私の家や私の国」が健全に機能していないのに、私以外の国や異なる背景を持つ人たちを受け入れることは不可能です。私のビジョン、私の軸が明確ではないのに、他者や世界と共存することもできません。



確立された「私」を、いよいよ世界に向けて開いていくために魚座2ハウスの方向性があります。天と繋がる内なる軸を立て、それぞれが魂のヴィジョンに向かう。私たちの母体である日本にとって、そして、皆様にとって、素晴らしい一年でありますように。。。



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