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火星を調停できる天体・海王星

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プーチン大統領が開戦を宣言した時間に合わせて、ホロスコープを出してみました。時間の誤差により、ハウスがズレているかもしれませんが、おおよその配置です。マンデン占星術は初心者ですので、的確な読みはできないかもしれませんので、そこはご容赦ください。


まず、目につくのが山羊座にある火星です。山羊座火星はエグザルテーション(高揚)にあたりますので、火星がよりその力を増す配置。躍動する火星とベスタが合ですので、いよいよ「熱狂している・熟し切っている」と読めます。さらに、金星とも合です。


マンデン占星術では、火星=軍事、戦争、暴力、攻撃、工学を表し、金星=金銭、経済、芸術、演劇、音楽、娯楽、ファッションを表します。そこに「避けられない義務・強制的力」であるベスタが共存しています。まさに、どうにもならない「経済戦争」です。そして、其々の文化や歴史的背景、精神性や価値観などが関わっている、ということになるでしょう。


さらに深読みするならば、火星と金星の合=男性性と女性性の融合=二元性を超えた第三の視点に立つこと、そのための戦いとも言えます。


そして、太陽と月がスクエアです(オーブ2.7)これは「首相、大統領、君主、当局のリーダー」と「大衆、世論、コミュニティ、家族、女性、農業」との衝突・争いを表します。つまり、支配層(ピラミッドの頂点)と民衆(ピラミッドの構成要素)の戦いであり、私たち民衆の尊厳を賭けた戦いでもあると読めそうです。


また、ノード軸に対して、太陽がスクエアで切り込んでいます。ノード軸は宿命・運命・カルマとも言えますので、これは避けられない出来事であり、国家やシステムの在り方が根本的に変容するための出来事、時代の変わり目に起こる禊的な出来事と解釈することができます。


ちょっと怖いですが、火星・冥王星合ですので、爆発力と衝動的パワーが働いている感じがします。しばらくはこの状況が続きそうではあります。しかし、冥王星にはアンダーグラウンドという意味もありますので、この戦い自体が「茶番」である可能性も捨て切れません。


お互いの利益の重なるところで、実は「シナリオ」が存在しているということです。それは株価の操作であったり、自国、或いは、自分たちが優位に立てる「別の形の」経済支配体制を維持するという目的ではないかと思われます。


ただ、直感的にチャートを体感で読むと、(恐らく)プーチンサイドに「熱い情」のようなもの、「人情・尊厳」のようなものを感じます。しかしながら、どちらかが善で、どちらかが悪という構造ではないのだろうと思います。


究極のところ、真意はわかりません。情報は常にコントロールされ、複雑化していますので、安易には判断できません。一方向の情報を鵜呑みにせず、自分で判断することは大切ですが、本当の本当の真実は「巧に隠されている・二重三重の目くらましがされている」というのが実際のところではないでしょうか。


そこで、月・民衆である私たちにできる最善のことは何か?という視点に切り替えてみたいと思います。戦いや争い=火星を鎮静化させる天体は土星と海王星だけだそうです。これはマドモアゼル愛先生から教わったことです。


牡羊座火星を持つユリシスは、生来の気性は激しく、感情のふり幅は半端ないです。(ただ、持続性はなく、すぐに忘れます)木星期に入った今でこそ、穏やかに暮らしておりますが、火星期にはキレ倒しました。そして、火星を鎮静化させる天体は水星だと思っていましたが、冷静に考えると、確かにそれでは弱いです。水星では太刀打ちできません。


なぜなら、水星は理性であり、火星は感情だからです。激しい感情と理性の戦いにおいては圧倒的に感情が勝ちます。火星の暴発的側面を鎮静化させ、調停できる天体は土星と海王星。この場合、やはり海王星ではないでしょうか。今、私たちにできる最善のことは「海王星を使うこと」だと思うのです。



そして、なんと!少々出来過ぎ感がありますが、海王星が火星・金星とタイトにセクスタイル(オーブ1度以内)、木星と合なのです。高い理想を持ち、善良さと真の正義を胸に、直感力と共感力を使って進め、そう言わんばかりの海王星ではないですか。そして、集合意識の実現化という意味もあるのです。まさに、民意なるもの、私たち一人一人が尊厳を取り戻すことがキーとなりそうです。


他に、海王星以外の天体の配置から「使えそうなもの」を探すと「伝統的な智慧・慎重さ・先見の明」があります。これらと海王星の力を融合させて導き出されるものは「抽象度を上げる」ことではないかと感じます。グーンと下がって大局から見ること、視野を広げること、本質に迫ることであり、細かなディテールに翻弄されずに「真意を悟る」ことと言えるでしょう。



そして、海王星と共振することは集合意識と繋がることでもあり、もろ刃の剣です。海王星の狂気ではなく、その本質に繋がるためには「自分軸の確立・我がこととして捉える視点・ニュートラルであること」が必要となるでしょう。


ニュートラルとはあらゆる次元で対等であるということです。どちらかが善でどちらかが悪という視点、正しさや思想的価値基準による視点、帰属意識に立った視点、外側をジャッジする視点などは、同時に「極」が生まれますので危険です。


海王星の真骨頂である「ワンネス」という意識を、この物質世界で健全に使うことは大変に難しいことだと思います。私たちが今できる最善のワンネスは「自分ごととして捉えること」であり、「自分を内観すること」であり「個として立ちながらすべてを同等に尊重すること」ではないでしょうか。


外側に救世主は現れないし、世界を良くしてくれる勢力なんていないのです。だって、それではアクエリアスはやって来ないことになりますから。そして、今はまだ「山羊座の社会」です。山羊座の社会の中で「性善説」に立つのは違うと感じます。それはお花畑です。山羊座を成仏させるには、私たち一人一人が「山羊座・土星」を使い切ることです。


現実的にどうするか?現実的に何ができるか?という視点から離れてはいけないと、自分に言い聞かせています。祈るだけ、外側の出来事として捉えるだけ、きっと良い時代が来ると楽観視しているだけ、それは少し違います。山羊座社会とはお金・現実が神の世界なのですから。


私たちが水瓶座時代を生きるためには、お金・現実の課題をクリアしないといけないと感じます。それは「どう生きるか」ということです。現実的に自立して生きるために「何ができる?」という視点です。


海王星を活かすことが火星(時代の過渡期)を調停させることであるのに、山羊座的課題も成仏していない。なんて高度な学びなのかと思います。私は現実的なこと、経済的なことが相当苦手ですので、却って、俯瞰できるというか、それがよくわかる感覚もあります。


海王星を使いつつ、現実とガチで向き合う。それをやっていこうと思います!!!みんな、自分を表明していきましょう。現実はアミューズメント、やったもん勝ち、自分を生きたもん勝ちです。





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