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外科的処置を受けた時の三重円と来年の流れを知る方法

占いの世界では、年末(10月ー12月)に起こったことは翌年の流れを象徴していると言われます。今年は歯に悩まされた年でした。2023年の手帳を見てみると、昨年末は占星術の講座を複数受けたり、映画の自主上映会を主催したり、自己表現や創造性の新しい方向性を探していた感じがあります。そして、なぜだか突如、10月に歯医者へ行き始めています。銀の被せ物を外してセラミックにしようと思い立ったのでした。この時点では、特に痛みがあるとか大きな問題を感じているわけではなかったんです。



2024年はトランジット土星がプラシーダスの5ハウス(創造性・私の喜び)とホールサインの6ハウス(健康・メンテナンス)を刺激していたので、まあ見事なまでに!そのままなんです。星の動きを見るまでもなく、年末に起こることを注意深く見ていくと、おおよそ次の年の流れがわかるというのは、確かに信憑性があるなぁと感じます。



何気なく思い立って行き始めた歯医者さん。それなのに、結果的には今年は一般歯科どころか口腔外科にお世話になるに至りました。(きっと何か深いところで感じ取っているものがあったのでしょう)一旦抜歯して病巣部分を掻爬した後、再び歯を埋め込む「意図的再植」と呼ばれる外科処置を受けたのです。私の場合、二十年以上前に神経を抜いた歯がジワジワと炎症の再発を繰り返し、顎の骨に達するまで病巣が進行している状態でした。



この処置は一般歯科の根管治療では根治不可能と判断された場合に行われます。一度神経を抜いてしまうと、そこには十分な血液が通わなくなる為、細菌感染に対する抵抗力も弱まり危うい状態になります。神経を抜いた歯がそのまま一生使えることは稀だそうです。(健康な状態で維持できるのは平均7年ー10年だそうです)



これまで外科手術と呼べるような行為を受けたことがなかったので、私にとってはそれなりのインパクトを感じる出来事でした。そこで、処置を受けた日の経過図(トランジット)、進行図(ソーラーアークを採用)、出生図(ネイタル)の三重円を検証してみました。※以下、トランジット=T、ネイタル=N、ソーラーアーク=Dと表示します。



T火星とT天王星がかなり接近している状態(緩い合、サイン違い)で、T天王星がN月&D冥王星とタイトな180度を形成していたので、なんだか怪しい雲行きです。しかしながら、T木星がチャートルーラーであるN金星・N木星とトラインなので、きっと腕の良い先生に違いない、信頼してお任せしようと思いました。(木星は良いお医者さんを探す時のキー天体です)



一般的に、手術に最適な日を割り出す時、まずは火星と天王星が良い状態の日を選びます。T・N共、火星と天王星が不調和な時の手術は避けた方が良いとされます。火星は刃物、外科手術、炎症などを、天王星は緊急事態、突発的出来事、思わぬトラブルなどを示します。この点で言うと、あまり良い日取りとは言えません。でも、無事に歯が定着して骨も再生しており、結果的に、根治と言える状態に至りました。



そうなると、何が最大の決定打になるのか、興味深いです。やはりチャートルーラーは相当に強いのだと思います。アセンダントは自分自身なので、ボディそのもの・健康の象意をも含みます。チャートルーラーがベネフィック(吉星)からの調和的アスペクトを受けている時は「良い時期・問題なく処置が行われる時」と判断できる十分な材料であると思われます。また、アングルにある天体やアングルのルーラーも強い影響があります。



進行図に示されているのは、ジワジワと内圧を溜めてきた弾丸のような力です。その弾丸が引かれるにはトリガーが必要です。それがトランジット天体です。ネイタルに示されているのはそもそも持っている可能性(エネルギー・向かう方向性)で、それは普段、休眠状態になっていることも多いです。進行図により休眠しているものが内圧を高めていく、そして、トランジット天体により圧力の高まった弾丸の引き金が引かれ、いよいよ現象化するという図式があります。



今回、歯の問題が現象化したのは、土星が6ハウスを刺激していること以外に、冥王星が水瓶座1度のICと重なったことが大元にある原因だと思われます。冥王星は「根源・すべての土台」に関わり、IC・MC軸は両親の軸です。歯や骨は人体の基礎・骨格・土台にあたり、それらは見事に遺伝すると言われます。私の歯と母親の歯がそっくりすぎて、歯医者さんがびっくりしていたことがあります。歯型だけではなく、女性には珍しいくらい歯が硬くて強いそうです。DNA鑑定なしでもすぐに親子だとわかるくらいだと仰いました。



ちょっと怪しい話になりますが、骨や歯が冥王星からの影響を受けて問題を引き起こす時、家系的なカルマが関連していることがあります。(個人的にはかなり多いケースだと思っています)歯や骨は特に母親からの物理的かつエネルギー的な継承物が、まるでICチップのように凝縮されて温存されているイメージです。私の場合もICへの刺激とはいえ、母方の遺伝的カルマが影響していたのだと思っています。



健康面は、主に太陽、月、水星、アセンダント、6ハウス、12ハウス(+8ハウス)を見ます。私の6ハウスに入室星はなくカスプは牡羊座でルーラーは火星です。12ハウスの入室星は冥王星と天王星、カスプは天秤座でルーラーは金星です。8ハウスに入室星はなく、カスプは牡牛座でルーラーは金星です。



そうなると、今回のケースにおいては、冥王星、天王星、土星、金星、火星が主たる影響を与える天体であることがわかります。さらにチャートルーラー金星がトリプルで健康面に影響していると言えそうです。遠い天体が近い天体に影響を与えることは共通の基本ルールだと言えるので、それを加味すると、今回の三重円では、冥王星>天王星>土星>木星・金星>火星>月という強弱関係になっていると言えそうです。N金星の元々の強さに加えて、T木星の助けもあったのだろうと感じています。



来年はT土星が6ハウスと7ハウスを刺激し、T冥王星が本格的に4ハウス+5ハウスを刺激しますので、家や体をメンテナンスしたり(足元を重視)、新しい出会いや機会があるのかな、なんて思っています。皆様もこれから3ヶ月の間に起こることの中に「来年に向けての象徴や示唆」を見つけてみてくださいね。未来を恐れず、どんなことが起こっても結果オーライだと思って、体験していく気持ちが大事だと思います。人生は一種の精神修養でもあり、キツイ出来事からでも必ず何かを掴むことができるので、そんな視点を持っていれば、大方のことは大丈夫ですよ!





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