本当の私を知るためのツール

本当の自分にたどり着くことーーそれが最も難解な地球の秘宝かもしれません。なぜ、自分自身を知ることがそれほど難しいことであるのでしょう。


それは、私たちが自分だと認識している顕在意識はいわば表層意識であり、氷山の一角だからです。現象世界から見ると、その顕在意識は本体(潜在意識・超意識)を反射している陰のような存在とも言えます。自分自身や置かれた現状を見ることで、本体の姿を垣間見ることができます。陰から知るしかないのでなんとも不自由ですね・・・



実際、それはとても難解なことです。私たち(のエゴ)は潜在下に抑圧している恐れ、傷、痛み、弱さを見ないようにする習性があります。そして、潜在意識の深層部分は、自分で認識することがほぼ不可能に近いのです。



ですから、他者を鏡として見る、すべてはもうひとりの私と捉える視点を持つことが最も賢明な生き方であり、そうすることで現実はどんどん整っていきます。抑圧したシャドウを解放して魂の意図に沿う生き方をしていくことが、宇宙と時代が求めていることなのです。



出生図は魂の設計図です。現世的で物質的な視点から読むのではなく、魂の視点から読むことがアクエリアス的占星術です。海外の占星術はすでにその方向へ大きく舵を切っており、水瓶座時代は「意識がすべての原因」であるという視点を持たずして、乗り切っていくことは難しいでしょう。



表層意識の下には膨大な無意識世界があり、本当に現実を動かしているのは潜在意識・本体です。ゆえに、表層意識である私たちには様々な乖離や苦しみが生まれます。そして、外側からの価値観に本当の自分自身が浸食されているのです。



私自身、月の真実を知るまでは、「複雑でミステリアスな自己イメージ・自分像」を持っていました。微笑ましいやら笑っちゃうやら。本当の私は「単純な人ランキングイン地球」で相当上位に食い込むはずです。なんでも自分のことを話してしまうし、自分が目指す方向性にプラスにならないことは一切覚えていません。ミステリアスなんてどうして思えたのでしょうw



それは月を始め、土星のシャドウ、海王星の負の部分、リリス、キロンなど無意識層で働く星たちの影響です。もっと一般的な言い方をすれば、集合意識・集合無意識からの影響と自分自身を切り離すことができないことと、それぞれの魂が負っている傷や恐れや課題なのです。



しかし、それこそが地球人生の醍醐味・感動でもあります。目隠しをされ、耳を塞がれ、手も足も重石を付けられた状態で、本当の自分を発見していく壮大な旅ーーはじめから在るものは当たり前でありがたみがないのですが、苦労して見つけ出したものは宝物であり、喜びであり圧倒的感動なのです。



出生図から魂の意図を読み取ることは決して簡単なことではありません。しかし、どなたにも簡単にそのヒントとしていただける情報がたくさんあります。本日は、太陽星座の180度反転の位置にあたるサビアンワードについて。たとえば太陽星座が射手座29度であれば、1度足して、双子座30度がそれにあたります。


180度の関係にあたる星座
牡羊座⇔天秤座
牡牛座⇔蠍座
双子座⇔射手座
蟹座⇔山羊座
獅子座⇔水瓶座
乙女座⇔魚座


これはヘリオセントリック占星術における「地球星座」であり、より宇宙的で魂的な役割を示しています。ある程度、年齢と経験と自己内観を積み重ねてきた方であれば、ほぼ例外なく深く腑に落ちるはずです。それは魂が目指す今世での自己実現の在り方です。地球に住まわせてもらい学ばせてもらっている私たちが果たすべき役割。つまり、地球に支払うべきショバ代です。



私が使わせていただいているのは松村潔先生の「神秘のサビアン占星術」とすたくろ様です。

増補改訂版・神秘のサビアン占星 (エルブックスシリーズ) | 松村 潔 |本 | 通販 | Amazon

サビアンシンボル | すたくろ 〜star-clock-work 〜 (sutakuro.com)



地球星座のサビアンに触れて、「私の魂が目指す方向性はこっちなんだな」と腑に落ちたなら、それを真っ直ぐ深めていきましょうね。あなたが主役の地球人生。遠慮はいりません。私たちは人からの批判や反応を恐れすぎなんです。(そういう時代を生きてきたから・・・)



自分自身の魂が目指す方向性は自分でしかわかりません。他者から批判されても、気にしない強さが必要です。同時に、他者の魂がやろうとしていることも、私たちの顕在意識では理解できないことがあるのです・・・ですから、そこは孤高の精神と受容性を持つ必要があります。今、この過渡期を生きる私たちに最も必要なことは正しい強さとしなさかさ、自分を信じる心だと思っています。



でもね、大丈夫です。
元々、すべてはひとつ。
すべての人が輝く時代到来です。

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