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アトラス彗星〜太陽系外からの使者
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先日、美しく神秘的なアトラス彗星が日本でも見られましたね。次回、この彗星を見ることができるのは8万年後であるとか。(遠い目・・・)占星術では彗星を<太陽系外からの情報を持ってくるもの>と考えられているようで、一般的には凶兆を意味するとされます。太陽系の外からの情報やエネルギーを持ってくるというのは「人類がまだ到達していない意識状態と在り方がもたらされる」と言い換えることができそうです。なんともアクエリアス⭐️
彗星も太陽系の軌道を巡る星であり仲間です。占星術における吉凶は時代背景が大きく関わります。火星や土星が明確な凶星とされてきたのは、人間の寿命や時代背景の影響も大きいのではないでしょうか。火星や土星を使いこなすには人生経験が必要で、昔はこれらの星をようやく良い方向で扱える(ソフトに使える)ようになる頃には寿命がきていました。ゆえに、火星や土星のハード面ばかりを体験して、その先にある恩恵を受けることが難しかったのだと思われます。
若い段階では「火星は怒りや忍耐力と冷静さの欠如、衝動性や周囲との衝突、事件や事故」として現れやすいですが、人生経験を重ねるごとに「欲しいものを取りにいく情熱、バイタリティ、循環していく生命のパワー」として使えるようになります。土星も同じで、若い段階では「自己肯定感の低さ、自信のなさ、あらゆる制限や縛り、試練や転落」として現れますが、私たちが成熟していくと「プロフェッショナルな能力、忍耐力と継続性、冷静な思慮深さ、行いに見合った成果と結果、人間的成長」として現れます。
彗星が吉兆ではなく凶兆を示すとされてきたのも、同じような背景があるかもしれません。そして、彗星の到来は<権力や王権の失墜>という意味があると聞きます。太陽=王権の時代には、太陽が隠れるとその失墜を示すということで、王様(権力)にとっては恐ろしい意味であったのです。そのような時代背景があるゆえに、彗星も日食と同じく凶兆とされてきたのではないでしょうか。どちらから見るか、どの角度から捉えるかで、如何様にも変わるものが吉凶です。
奇しくも、時代は水瓶座へと向かっています。水瓶座はトップやカリスマ(かつての王様)を必要としていません。誰もが人生の主役でありトップスターです。誰かを権力者やメンターに仕立て上げ、その傘下に入るピラミッド構造はもはやお腹いっぱいすぎるというか、正直なところ、辟易する感じさえ覚えています。
アトラス彗星は最大で1.5等級以上の輝きであったそうです。数年に一度くらいは彗星が観測できるものの、2等級以上の輝きを放つものは少ないです。光が強いとそれだけ私たちの意識進化、人類の変容に働きかけるパワーも強いだろうと思います。
アトラス彗星の到来ーー個人的には「ピラミッド型の縦型社会もトップもいらない、依存と怖れに別れを告げ、一人一人が主人になれ」というメッセージ性を感じます。綺麗事ではなく、これからは誰もがトップスターの時代です。星の動きを見ていると、私はそう確信しています。みんなそれぞれが輝くステージと人類の数だけの玉座が用意されています。
でも、それを選ぶかどうかは自由です。星の動きは「お膳立てでありステージであり環境」です。そのステージに上がるかどうかを決める主人はあくまで「私たち一人一人」でしかありません。依存心なるものは厄介な代物で、親への依存から始まり、それを政治家や思想家、経営者や占い師、子どもや配偶者や友人に至るまで、私たちはどこまでもそのエリアを拡大させていきます。
まずは親と生まれながらに与えられた環境のせいにすることを止める。与えられなかった愛や素養をいくら嘆いたところで、どうにもなりません。若い時は、私自身も散々依存しまくっていました。依存しまくって自分以外のせいにし続けて、最後にわかったことは、そこからは苦しみ以外の何も生まれないということでした。
今、生きているのなら、必要なものは揃っています。生きている限り、太陽は輝きます。自分の上に何も置かない。自分の下にも何も置かない。せっかくみんなに用意された水瓶座的ステージを無駄にしないためにも、全ては自分で創造できるという地点に立ちたいですね。その方が断然楽しいと思います!