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感情が暴走する時〜月と火星


ochiyoさんの記事を読んで、もうその通り!と膝を打ちました。月が暴走して自爆したり、いらぬことを口走ってしまい自己嫌悪に陥ることはありませんか。学習しない私は年に数回程度、そんなことがあります。その後はお決まりの「イヤーな感じ」に襲われます。



月の満ち欠けが私たちの心身(特にメンタル)に影響を与えることは多くの人が体験していると思いますが、それよりも強い影響を感じるのはネイタル月とトランジット月が重なった時=月回帰の時です。今更ながら、なんだよ、やっぱりそうなのかよ〜って思いますw



ochiyoさんが記事の中で書かれているように、松村潔さんの解釈はホント、そのままだなと感じます。以下、引用させていただきます。

“松村潔氏の書籍「月星座 占星術講座」によると、 月は、創造的意志が不在の記憶の反復 だそう。 トランジットの月があるハウスに来た時、 無意識に過去のそのハウスの時の記憶を引き出し、 同じことを繰り返そうとする。 自分の月の癖をうっかり出してしまう。 それが一番強く出るのが、 ネイタルの月の上にトランジットの月がやってきた時だそうです。 ”



私は簡単な日記をつけていて、後で統計的なことがわかるようにジャーナル化しています。概ね月が暴走する時はネイタル月にトランジット月が重なる時です。月蠍座のネガティブ面が出ちゃう。深読みしすぎて自爆するとか、大して大変な状況でもないのにやたら焦ってパニくるとか、勝手に妄想して疑念の渦にハマるとか。月の働きが強く出る時は、わかっちゃいるけどやめられないのです。



やっぱりどう考えても、月を亡き者にはできません。月とは性質というよりも生来備わった欲求です。月=肉体という下位次元を「いかにも悪者」と認識すると、結局は全体のバランスが崩れることになり、矛盾が生まれることが避けられません。要は付き合い方とバランスの問題です。



私の月は2ハウスにあり、2ハウスは自己価値、あらゆる価値観、金銭に加えて、(母親と密接な関係性を持っていた)幼少時代を意味します。2ハウスに月があると尚更、幼少時代に慣れ親しんだあらゆるものへの憧憬や執着が強くなる傾向があります。松村潔さんの解釈を当てはめるとこうなります。「幼少時代に体験した自分にとって慣れ親しんだ感覚と記憶を引き出して、それを非生産的に繰り返そうとする」「自分が握りしめている価値観や世界観を超主観的に(無理矢理にでも)死守しようとする」



さらに月のサインが蠍座なので、それが子ども染みた言動となって、または本能剥き出しの言動となって、暴発するわけです。でも、それは大抵事実とは異なり、おおよそが思い込みと妄想です。なので、月のトランジットは意識しておいて損はありません。良い子の皆様は月の暗黒面に乗っ取られないようにしてくださいね。



そして、ケンカ腰になって感情的に言い返してしまう時はおおよそ火星絡みです。これも後で大変な自己嫌悪に陥り、猫に愚痴を言っています。「ねーーまたやっちゃったよおおお」



強い感情反応を引き起こす天体は月と火星だろうと思われます。私は火星星座が牡羊座でそもそも血の気が多いので、人によっての違いはありそうです。でも、火星には確かに強い感情反応を引き起こす「キレポイント」が存在すると思います。火星牡羊座であれば、自分を全否定された時、誰かと比べられた時かもしれません。



火星牡羊座の私は、子ども時代、親から言われて最も怒りが湧いたのは「〇〇さんはちゃんとできているのに、あなたはなぜできないの」とか「だから、そういうところがダメなのよ」という発言でした。はあ❓人は関係ねーわ、比べんな!と、速やかにやんのかステップ体勢に入ってました。火のサインの火星を持つ方に対して、全面否定や命令や無意味な比較はしない方がいいと思います。



地のサインの火星を持つ方は独自の価値観や大事にしているものを否定されたり、粗末に扱われると地雷になりそうですし、風のサインの火星を持つ方の自由さやマイペースさを阻害すると危険かも、です。水瓶座火星を持つ方の価値や能力を否定したり無視したりすると、かなりお怒りになるかもしれません。



水のサインの火星を持つ方に対しては、決して相手の感情や想いを軽く扱わないこと。本気で怒らせた場合、水のサインの火星が最も強烈な反応を示すかもしれません。蟹座火星の方は身内や仲間を大事にしますので、その方にとっての大事な人や守るべき存在を軽く扱わないこと。



蠍座火星を持つ方は最も怒らせたくない相手ですwこの方達に不誠実な態度を取ったり、しょうもない取り繕いをして本気で怒らせると、関係をスッパリと断ち切ると思います。魚座火星を持つ方の地雷ポイントは情に欠けた言動を取ること。魚座火星を持つ方の情の深さを軽く扱い続けると、最後は何も言わずに去っていくかもしれません。




月と火星は暴走させない、安定的に成熟させていく、できるだけ一定のテンションで発露させることが大切ーーというお話でした。

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