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「志ある事業が淘汰されない仕組みとそこを選ぶ消費者がいる」 今日のゆりりん2021.7.26

「志ある事業が淘汰されない仕組みとそこを選ぶ消費者がいる」
今日のゆりりん2021.7.26


(写真)私が種から育てたモロヘイヤ。昨日はチキンラーメンに入れたよ。

コロナはチャンス!
楽しく仕事していますか?
特定社会保険労務士
行政書士
精神保健福祉士
ラフターヨガコーチグコーチ
西垣裕里(ゆりりん)です。

今日は、
2021年10月から上がる最低賃金について、
あれこれ考えたことを
まとまりなく書こうと思います。
頭の中がまとまっていないのと
私一人ではどうしようもない制度の問題に
どうしようもなく圧倒されている感じです。

愛知県も全国平均並みに最低賃金が上がれば、
955円になります。
そこで今、
その額以下で働いてもらっているパートタイマーの
基本時給を上げると同時に、
有期雇用から無期雇用の短時間正規職員に変えて、
今まで以上に活躍してもらえないだろうかと
思ったのです。
立ち上げ間もないNPOの人事労務の話です。
その場合、
キャリアアップ助成金も活用できるしと。

でも、
今回は見送ることになりました。
この私の無念をまとまりなく書きたいと思います。
現在、月手取り10万円強で働いてもらっている
1年の有期雇用契約で勤続2年目のパートタイマー女性。
この方の年収は130万円弱で、
国民健康保3号被保険者。
社会保険に加入すると、
若干手取りが減る一方、
年収は今までどおり。
生活が苦しくなってまで、
社会保険に加入するメリットが感じられないとの理由で、
短時間正規職員への転換を拒否。
確かに、収入が少ない人ほど、
社会保険料の占める割合が高くなる。
社会保険料額表は変わらずとも、
何か他の救済措置がないと、
メリットが感じられないのではないか。
働く側も、働かせる側も。
もちろん、
傷病手当金や障害厚生年金はある。
老齢厚生年金は、紙一枚程度で増える。
2022年10月からの社会保険適用拡大にしても、
いかにも社会保険料徴収目的かがまる見え。
私は、雇用されて働く人みなすべてが
社会保険や雇用保険に加入して、
その反対給付に守られるべきだとは思っている。
でも、
今の制度は、収入の少ない女性のパートタイマー
にしわ寄せが行き過ぎている。
それでも、
いくら手取りが減ろうとも
夫の保険から外れると
女性はエンパワーするとも思っている。
私は、
今回のことで再確認したが、
もちろん私自身も含めて、
女性がエンパワメントすることに
関わりたいのだということに。
私の母も、
子育てが一段落して
パートタイマーで働き始めたけど
そこはブラック企業で、
でも、
「そこしか雇ってくれるところがない。」
と思い込んで我慢して働き続けた。
それを美談にするのではなく、
不等なことは主張したい。
それでも、
社会保険に加入後は、
夫(私の父)に言い返しているところも見た。
でも、
老齢厚生年金は、老齢基礎年金に紙一枚乗っかった程度で、
父が亡くなれば、遺族厚生年金とたけくらべして
そっちを選択したほうが支給額も多い。
なんか変だ。
あと、
どうしても言いたいこと。
既存のサービスでは自分たちのニーズが満たされずに、
NPO法人を立ち上げたものの、
まだ運営が軌道に乗らずに財政状況が厳しいところがある。
唯一の男性職員と有資格者に
継続して勤務してほしいという期待を込めて、
少し多めに給与を分配すると、
その他の職員は、
最低賃金+寸志くらいの時給しか出せない。
志ある事業が淘汰されない仕組みと
そこを選ぶ消費者がいる。
なんだかんだ言って、
長い物には巻かれたい消費者が多いようにも思う。

事業を始めたばかりで、
有資格者も全員ではないサービスを
使いたいと思わない気持ちもよくわかる。
でも、
その熱い思いが消えないように
私は社会保険労務士として
行政書士としてサポートしたいし、
やっぱりそこにおいて、
従来の昭和型の人事労務の在り方ではなく、
働き方改革がいると感じている。

<特定社会保険労務士 西垣裕里自己紹介>
私は、
労務管理は、
家屋で言うと基礎部分であると考えます。
違うところは、
相手が感情のある人間であって、
コンクリートではないことです。
基礎部分ですから、
労務管理力は、危機対応力です。
この未曾有のコロナウイルス感染症の
世界的なパンデミックで、
職場での感染やクラスター発生も多いです。
労災請求するときや、
やむを得ず事業縮小せざるを得ない場合の
雇用調整助成金申請の際に、
日頃の労務管理が
きちんとできていると
対応がスムーズです。
ただし、
今後この労務管理は、
「労働時間管理」ではなくなると
考えています。
(もちろん、それ以外にも
入退社管理や社会保険雇用保険資格取得喪失管理
年次有給休暇管理など多々あります。)
仕事とプライベートが統合されていくことで、
「労務で職場と家庭のジェンダー平等を実現」
が可能になると考えるからです。
仕事内容・責任度合い、労働時間長短による
賃金格差や雇用形態差別などはない職場。
働きがいの満足度は、
事業理念の実現のためです。
「職場のジェンダー平等の実現こそ働きがいの証」
です。
女性も男性も仕事も家事もすればいいと思います。
性差ではなく個人差です。

コロナをチャンスに、
働く意欲のある潜在ワーカーの活躍のために、
同一労働同一賃金の実現のために
人事評価制度と
賃金規程を
見直しませんか?

ゆりりん社会保険労務士事務所
ゆりりん行政書士事務所
SDGs 目標5
「職場のジェンダー平等を実現」
特定社会保険労務士、行政書士
精神保健福祉士、ラフターヨガコーチグコーチ
西垣裕里


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