ビール爆発事件

ちょっと前、ヨーロッパへ旅行に行くという友人に、50リットルのバックパックを貸した。

友人は無事に帰国したのだが、どうも歯切れが悪い。

何か現地でトラブルにでもあったのかと思っていると、
「実は・・・」と切り出された。

「ぽんずちゃんに借りたバックパックの中で、ビールが爆発してしまって。ほんとごめん・・・」

「ビールが爆発」というパワーワードに、怒るどころか吹き出してしまった。なにそのお祭り感。ちょっと楽しそうな感じすらある。

爆発というと大袈裟に聞こえるけれど、文字通り、ビールの缶がぱっくり２つに割れていたのだという。

どうやら、帰りの飛行機の中で手荒な扱いを受けたらしい。大きいバックパックなので、手荷物ではなく預け入れ扱いだったそう。帰国して成田のコンベアーで手に取った瞬間、びしょ濡れなことに気づいたとのことだった。

貴重品はすべて手荷物として持ち込んでいたから無事だったらしい。ただ、けっして高価ではないとはいえ、お土産のお菓子や雑貨がビール漬けになってしまいかわいそうだった。

というわけで今回の学び。
海外から液体を買って帰るときは、一見割れにくそうな缶でも、なるべく服やタオルにくるんで、内側に入れること！

さらに言うならば、旅の無敵グッズであるジップロックに包むのがやっぱりベスト。万が一割れちゃったとしても、被害が小さくなります。

空港で気づいたなら、ギリギリ海外保険適用範囲内でもあるのでなんらか補償が効かないか確認するのもアリですね。

帰国したらほっとするけど、やっぱり家に帰るまでが旅、なんだなぁと思った出来事でした。私も気をつけよう。