アスペクトとは
西洋占星術における「アスペクト」は、ホロスコープチャート上で、惑星や天体が互いに形成する特定の角度のことを指します。
アスペクトは、惑星同士のエネルギーのやり取りや影響を表し、個人の性格や出来事における影響を読み解くために重要な要素です。
アスペクトの影響は、惑星同士の「会話」のようなものです。それぞれのアスペクトが、人生における課題やチャンスを、どのように作り出すかを示しています。
アスペクトの影響
アスペクトは、個人のホロスコープ全体を通して読まれるため、各アスペクトがどのように影響するかは、他の天体の配置やアスペクトの種類、関連するハウスなどによっても異なります。
特に強力なアスペクトが見うけられる場合は、個人の人生や性格に大きな影響を与えることがあります。
アスペクトは、人生で直面するチャンスや挑戦のヒントを教えてくれる道しるべのようなものです。それぞれが示す影響を理解することで、どのように対処すればよいかを知ることができます。
オーブについて
アスペクトが厳密な角度を形成するのは理想ですが、実際には少し角度がずれていることがあります。このずれを「オーブ」と呼び、一般的には、±5度〜10度の範囲でアスペクトが有効とされます。
オーブとは
「オーブ」というのは、アスペクトがぴったりの角度から少しずれていても、そのアスペクトがまだ有効だと考えられる「範囲」のことです。
つまり、「ぴったりその角度じゃなくても、まだそのアスペクトが影響を与えているよ」という「幅」。この幅があることで、ホロスコープチャートを読み解く際に、より柔軟な解釈が生まれます。
オーブの例
例えば、90度のスクエアというアスペクトがあるとします(スクエアについては、後述します)。
しかし、実際に惑星が形成する角度が92度や87度でも、そのアスペクトがまだ「スクエア」として働いているとみなされる場合があります。このずれが「オーブ」です。
オーブが広い、または狭い
オーブが広い:影響力が少し弱まりますが、まだアスペクトの影響が感じられる。
オーブが狭い:影響力が強く、アスペクトの影響がはっきりと表れます。
※太陽や月が関わる場合、オーブが広く設定されることがあります(最大±10度〜12度)
オーブは、チャートを読む際の指標ですが、最終的には、全体のバランスや文脈を考慮して解釈することが重要です。
メジャーアスペクト
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