駐車場のコンクリートが浮きあがった!原因は自然現象だよ♪
気温が下がり凍れが強くなると
駐車場のコンクリートやアスファルトが浮き上がることがある。
道路と段差が出来たり
排水桝と段差が出来て気付くことが多い。
寒い時期に起こる浮き上がり現象。
春になり暖かくなると自然に下がる。
その原因は凍上(とうじょう)
寒気により地面が冷やされ凍結して地面が隆起する自然現象だ。
霜柱が地面の中で起きて地盤を持ちあげているイメージ。
不思議な自然現象の話。
凍上とは?浮き上がる理由は
気温が下がる冬季間に
駐車場のコンクリートが浮き上がる原因は
地盤の中の地表面に近い部分の水分が凍結することで起きる。
その時、地盤が盛り上がる。
コンクリートより下の部位の砕石や土壌が凍ってる状態。
砕石や土も巻き込んで
霜柱ができて下から持ち上げられている状態に。
結果
地表面ではコンクリートが浮き上がる。
対策はないの?施工不良?
施工不良では?
転圧不足では?
砕石足りないのでは?
凍結深度は?
なんて、疑問もあるでしょう。
正規な施工した場合でも起こる。
砕石下の地盤が粘土質系等の水が浸透しにくい地盤なら起こりえる。
その浸透しにくい土を全部取り除けばいいんじゃないの?
地中内に暗渠を設けて排水を促せば良いじゃん。
と言われれば、それまで。
全くその通り。
凍結深度は地域ごとに設定されている決まり事。
地盤面より〇〇cmまでは冬季間凍るかもしれないよ♪
という数値。
凍結深度以上に掘ったから、
処理したから絶対大丈夫ということでもない。
相手は自然。
よく聞くでしょう
過去に無い、数十年に一度とかいうフレーズ。
これらを想定した決まりは無い。
まとめ
寒い時期に起こる自然現象『凍上』の話。
寒い地方で無いとあまり馴染みのない言葉・現象かもしれない。
建築関係者でもあまり経験は無いかな?
コンクリートやアスファルト以外にも
オイルタンクやエアコンの室外機などが
凍上の影響で傾いたり
持ち上ったりもします。
もし
寒い時期、凍れていて
こんな自然現象を見かけたら
こう言いましょ。
『凍上(とうじょう)の登場(とうじょう)だな』
寒いよぉおおおおお。
お後がよろしいようで・・・
良いのか?
ブログでは実例を交えて凍上のこと書いてます。
よろしかったらそちらも。
おしまい