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【旅行】2017年初夏 台湾旅行記 2日目 日月潭編【海外】
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【旅行】2017年初夏 台湾旅行記 2日目 台中編【海外】
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台湾三大観光地の一つでもある日月潭は、台湾で最も大きな湖でもあり、湖の北側が太陽の形、そして南側が月の形をしている事から、その名で呼ばれております。
その姿は見事なエメラルドグリーン色で美しく、湖畔周囲で暮らす原住民のサオ族にとっては神聖な場所でもあるのです。
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日月潭は今日では、数々のホテルやレジャー施設が建つ観光リゾート地として賑わっております。
湖は標高約750mの高所にあり、その水深は23.5m。また、湖周囲を囲う40kmもの周回道路は、台湾におけるサイクリングやツーリングの聖地としても大変有名です。
僕もかつて、大学時代に洞爺湖畔をサイクリングした事があったので、サイクリング欲を掻き立てられました(笑)
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ですが、湖の浅瀬をよく見ると、不法投棄されたゴミの姿がちらほら。こうした側面は、湖の環境を大きく悩ます問題でもあります。
それにこの湖は、数多くの固有の魚類が暮らしていて、自然も生態系も豊かな事でも知られていますが、近年レジャー目的で持ち込まれた外来魚によって、その貴重な生態系が壊されつつあるのです。
こうした湖の環境問題は日本も他人事ではありませんよね。
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今回の旅行では立ち寄らなかったのですが、湖畔にはホテルだけではなく商店街もあり、そこではサオ族の民芸品や名物でもある台湾日月潭紅茶(その歴史は何と100年)をはじめとしたお土産が売られております。
もし、これから台湾へ旅行や出張に行く予定のある方は是非、立ち寄ってみて下さい!
湖では他にも、カヌーマラソンや万人遠泳大会をはじめとしたビッグイベントも行われています。
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湖畔から湖を見た後は、湖畔に建つ文武廟という寺院を観光しました。
入り口では巨大な赤い獅子像が満面の笑顔でお出迎え。
ちなみにこの獅子像、この寺院においてはマスコットキャラクター的な存在でもあるようです。
湖を見下ろすように建っているこの寺院は、日本統治時代の1930年代に建てられた新しい物でもあります。
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この文武廟が建てられた背景には、日本統治時代にこの湖におけるダムと水力発電所の建設がきっかけとなっております。
元々湖畔には、二つの寺院があったのですが、ダムと水力発電所の建設に伴う水位上昇によって両方とも撤去せざるを得ませんでした。
しかし二つの寺院は電力会社によって買い上げられ、そのお金で二つの寺院を合併した、現在の文武廟が新たに建てられました。
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文武廟は、拝殿と正殿と後殿によって構成されており、まず最初に巡った拝殿は主要な祭祀を行う場所です。
さて、ここから巡礼開始。
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次に巡ったのは正殿。ここでは、三国志でも有名な関羽と岳飛が祀られています。
ちなみに正殿内には、関羽と岳飛の像があり、どちらも威厳溢れる雰囲気でした。
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そう言えば、正殿内の天井はこのようになっていました。
隙間無く施された小さな像の細かい装飾に思わず驚くばかりでしたね。
まるで小さな像一体一体に監視されているように感じたので、ちょっぴり怖かったです(笑)
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そして最後に巡ったのは、一番奥にある後殿です。ここは儒教の創始者でもある孔子が祀られております。
目玉は何と言っても、龍の彫刻。どこから見ても凄い迫力でした。
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そう言えば、寺院には多くの金色の鈴が吊り下げられているのですが、これらは何かと言うと、日本の神社における絵馬と同じような物です。
よく見たら、一つ一つに願い事が書かれておりました。
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文武廟の観光を終えた後は、近くの郷土料理店で昼食を食べたり、お土産屋でお買い物をしたりなどして過ごしました。
そしてその後は、南にある台南市へと向かって移動しました。