【旅行】2017年初夏 台湾旅行記 2日目 台中編【海外】
2日目の台中市は見事な晴れ空。実は言うと、今回の台湾旅行は全日どの場所も晴れ空で、天気に恵まれた気持ちの良い旅を過ごす事ができました。
この日の朝は、宿泊した台中市のホテルにあるレストランにて、朝食を食べました。
朝食はビュッフェ形式だったのですが、僕が特に驚いたのは、セリフドリンクバーの中に豆乳のドリンクバーがあった事でした。
そう言えば、豆乳は中華圏ではごく一般的な飲み物でもありますよね。
チェックアウト後は、バスに乗って台中市の街中を駆け巡りました。
日本のすぐ隣とは言え、漢字表記の看板が沢山並ぶ光景は、とても新鮮な雰囲気に満ち溢れていましたね。
けれども、交通は日本とは違って右側通行なのが大きな違い。
この日、と同時に今回の旅行で最初に観光したのは、宝覚寺でした。
このお寺は日本統治時代の1928年に建てられた物で、一番の見どころは何と言っても、上写真の巨大な弥勒菩薩像です。
まるで、訪れる人々を笑顔で優しく迎えてくれているかのよう。
寺内には、小さな弥勒菩薩像もありました。
こちらはまるで、寛いでいるかのよう。
ちなみにこの弥勒像、お腹や頭を撫でると金運や開運のご利益があるとも言われており、実際に象のお腹と頭は色々な人に撫でられて表面がツルツルになっております。
ちなみにこのお寺、他にも何と、日本統治時代に亡くなられた日本人の共同墓地もあります。
その数は1万4千名とされており、毎年11月には慰霊祭が行われております。
なのでこのお寺は、台湾においては日本人にとても縁が深い場所でもあるのです。
次に観光したのは、同じ台中市内にある、彩虹眷村です。
一般的には「虹の村」と呼ばれているこの場所は、1960年代に起きた国共内戦(蒋介石主導の中国国民党ら率いる国民革命軍と毛沢東主導の中国共産党ら率いる中国工農紅軍との間で行われた内戦)で、行き場を無くした大陸出身の兵士とその家族らの為に作られた集住地域の跡です。
実際にこの村は、20年前にこの地の再開発で取り壊される予定だったのですが、最後までここに入居していた香港出身の中華民国国軍の退役兵士である黄永阜氏が、15年前に村内の壁や地面一面にポップな絵を描き始めた事によって、巨大なアートへと昇華させました。
そして村は、黄氏によって描かれたポップなアートのおかげで国内外で注目を集めて保存運動までもが起こり、後に芸術公園として開業した事で今日に至ります。
彩虹眷村、そこはまさに夢のような世界でした。
ちなみに黄氏は今日も健在で(現在99歳)、地元では彩虹爺爺(意味:虹のお爺さん)という名で親しまれております。
その後、バスに乗って台中市から離れました。
台中市の観光はあっという間な感じでしたが、これでもこの時は、台湾旅行はまだ始まったばかりでもありました。
そして、次に目指した場所は、内陸部にある日月潭でした。
次回
【旅行】2017年初夏 台湾旅行記 2日目 日月潭編【海外】