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Photo by
mikurur
ルッキズム界隈港区で、かわいくなれば幸せになれると思っていた
港区で“普通”になるために、美容に必死だった
港区って、ブスとデブは人権がない。
特に、夜の世界で働いているとそれを痛感する。
綺麗な子たちと並んだときに、自分が劣って見えたくない。
売上を上げるためには、まず外見が武器にならないと話にならない。
だから、ダイエットして整形して、必死に“人並み”になろうとした。
ルックスのレベルを上げれば、人生は変わると思ってた。
でも—。
外見が変わっても、何かが足りなかった
痩せて、可愛くなって、前より確実に綺麗になったはず。
でも、なぜか「もっと違うものが必要かも」と感じていた。
「○○ちゃんは可愛いよね」
そんな言葉はもらえるようになった。
だけど、心のどこかで「このままでいいのかな?」という違和感があった。
港区で本当にキラキラしてる女の子たちって、みんな余裕があって、自信がある。
“私は可愛い”とか“私は価値がある”って、自然と醸し出してる。
私は、そこが決定的に違った。
外見は変えられても、心が変わっていなかった。
コンプレックスを埋めるために美容を頑張ったはずなのに、
心のどこかで「まだ足りない」「もっと綺麗にならないと」と思い続けてた。
結局、内面の自信がなければ、どこまで行っても満たされない。
「私はすでに価値がある」と思えたとき、変わった
私は、外見磨きに必死になるのをやめた。
その代わりに、“内面を磨く”ことを始めた。
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