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30代女性の生き様 「痔の手術」

 日本人の3割は痔に悩まされていると言われる。

 私も痔に悩まされた一人だ。

 小学6年生から発症した切れ痔から始まり、いぼ痔に発展した私の痔は、いぼが肛門から飛び出したまま戻らなくなっていた。

 切れ痔の傷の端には皮膚がたるんだような小さな突起ができた。

 この突起は初めはお尻の中に引っ込んでいたが、社会人になる頃には中に引っ込まないほど立派ないぼ痔に成長してしまった。


 痔が治らない不安が募っていた。このコンプレックスを解決するため、意を決して肛門科に行き、手術で痔を切除することになった。

 私のいぼ痔は体に害は無いようだったが、精神衛生上、痔を切ることを推奨された。

 痔を切る手術後は座っているのも痛いので、仕事に支障がない時期に手術の予約を入れた。


 手術後1ヶ月くらいは傷口がズキズキと痛かった。排便のたびに痛く、患部を清潔にするため軟膏を塗る時も痛い。

 痛みを乗り越えたら後、肛門を確認すると飛び出していたいぼ痔がキレイになくなっていた。

 10年以上悩んでいた痔が治り、晴れやかな気持ちになった。

 肛門科に行く前は恥ずかしさもあったが、病院には大勢の患者さんが来られており、痔に悩んでいる方も多いとわかった。

 痔は痛みも伴うので、悩んでいる方は我慢せずに治してほしい。

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