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きっかけと気持ちの変化

最近界隈でnoteが盛んになっている!🙌🏻
久しぶりに書こう〜と思って執筆いたしますが…

せっかくなので、何度か考えようと思ったものの眠いとかなんとかで断念したことについて今回はちょっと時間をかけて考えてみようと思います

もう一ヶ月と半月経っちゃいますが、先月の頭に人生初(色々と注釈付きですが)となる「実習」たるものを経験しました

保育所で5日間、本当に勉強になる時間でした
実習は毎日8時間、帰ってからは記録に4時間かけて、保育のことを考えるのに半日を費やしながら、なぜかいつも以上に家事もして(気合い入ったら忙しいはずなのにむしろ全部上手くまわるみたいなときありません?)毎日お弁当を作っていくというオモシロ生活を1週間送りました

これは余談なのですが、
指導を担当してくださった先生から
「記録、QRコードみたいになってるな」というお言葉を賜りました。それぐらい毎日ミッチミチに学んだことや考えたことを記していました。
来年の本実習に向けて要点を絞って端的に書く訓練もしないと、これ長期間はもたない😢と感じつつ、なんだかんだで今回は5日間だったので最終日までQRコードを生成してしまいました。

さて、そんな実習でしたが
実習が始まるまでに、あらためて、高校生までの自分がどうして幼児教育を学びたいと思ったのか、どうして今の大学・学部・コースを選んだのか、大学で学びを修める中で考えにどのような変化が生まれたのか、ということを自分の中で説明できるようにしておく必要があるように思われました。
やはり実習とは“未来の保育士を養成するため”に協力園が時間や労力を割いてくださるというもの、に尽きるので「保育士になりたい理由や志したきっかけ」を明確にさせておく必要があるのではないか、と思われました。

ですが、それを実習前にクリアにさせるのはとても難しいことでした。
自分自身の動機について振り返ると、ぶっちゃけ入学当初の私はあまり保育そのものには関心がありませんでした。「子どもの発達と、それを支える保護者の負担・心理的状況について知りたい」という気持ちのほうがむしろ強く、どちらかというと子ども家庭福祉的な分野への関心のほうが強かったのかなと感じられます。具体的にいうと、虐待やネグレクト等をしてしまう大人の心理的背景を学術的に学びたかった、というところです。
それを学べると見込んだのが子どものことも含めて保護者のことも触れるであろうこの学部、コースでした。
どうして児童福祉に関心が生まれたのかについては長くなりすぎるので触れるか迷いましたが、せっかくなので書いてみようと思います。


記憶にも新しいですが、5年ほど前、
新型コロナウイルスが蔓延しはじめました。
その勢力は猛威を振るい、
学校・仕事には行けずに、娯楽も制限されるような生活でした
思うように外出ができない日々が続きました
「自粛」という言葉を短期間であそこまで浴びることは後にも先にも多分もうないでしょうね…

世の中がどうであったか。
必要最低限の外出を要請されていましたから
エッセンシャルワーカーとされる人々以外は
基本的にみんな家の中にいました

そんななか、ニュースになったのが
「中高生の妊娠相談件数の増加」です。
背景には色々あると思います。考えうるだけでも本当にいろんなパターンがあると思います。むしろ、ゆとりのある時間が増えて、本当は外出したらダメだけど、パートナーと過ごせる時間が増えた故に、、といういうものなら、十分に避妊はできていたのかしら?という疑問を抱くまででいられますが、
私が懸念したのは家庭内での性的虐待が増えたのではないか、というものでした。いつもはいない父親がテレワークで在宅している、いつもなら物理的に離れていられるけど世間がそうはさせてくれなくなった、などという背景が含まれていたときに、被害者の女の子たちはどんな気持ちになるだろうと考えると、今にも胸が潰れるようでした

しかし、彼女たちにあてられる世間の風は冷たいものでした。テレビでのニュースと同時期のTwitterの動向も見ていましたが「若いうちにいい思いしやがって笑 俺なんて何も経験せずに30歳を迎えたのに笑」「避妊しなかったアホが悪い」などとそこにはいろんな心ない罵詈雑言が飛び交っていました。

あーー、家で一人で泣いている女の子がいるかもしれないのに、あーーーーーなんでこんなこと言えるのかな、あーーーーー

と思うと高校生の私は涙が止まらなくなりました
自分以外のことであんなに感情を揺さぶられてワンワンと泣いたのは人生で初めての経験でした。
そのときに自分は
「私は子どものために生きるべき存在なんだ」
と自覚しました。
子どもという存在以上に自分を突き動かす原動力となるものはない、とそのときに確信しました
それと同時に、保護者の背景も考える必要があると思いました。高校生なりに、虐待・ネグレクト等に関する色々な本を読み進めていくうちに、だんだんと性善説的な考え方になっていきました。虐待をしてしまう人にも、その背景や要因が存在していることが多いことを学びました。
次第に「子どもの育ちと保護者の心理的背景、また保護者への支援」について学びたいと感じるようになり、本学の幼児教育学コースを選んだというところです。

長すぎる
読んでくれてありがとう…

ちなみに現時点でおおよそ2100字です
妖怪すぎる

まだ書くで

ここまでが幼児教育に触れはじめたきっかけについてです。
ここからは、児童福祉のなかでも虐待やネグレクトの分野に関心があった私が、保育士っていいなと強く感じはじめたきっかけについてあらためて言語化してみようかなと思います。

先述のとおり、実習に行うまでは「自分が保育士になりたい理由」を明確にするのはむずかしいものでした。ですが、実習にいって実際に子どもたちと関わったり、実際の保育者の声かけや環境構成、配慮や意図を学ぶうちに、それは私にとって非常にクリアなものになりました。

実習ではとある気づきがありました

「私、言葉、好き〜〜〜」

です

普通に考えて2000字強もツラツラつらつらと書く人間が言葉好きじゃなかったら意味わかんないですけどね

乳幼児期の子どもたちは、まだまだ言葉を獲得する段階ですね。生まれてすぐ赤ちゃんは泣きます
その後、お腹が空いたことや排泄をして気持ち悪いこと、体調がよくないこと、眠たいこと、いろんなことを泣いて教えてくれます。そこから、喜んだり、怒ったり、嫌がったり、と色々と表現のバリエーションが増えていき…
次第に自分以外の存在に興味が湧いてくるなかで、隣で別々の遊びをしていたところから一緒に同じ遊びをするようになり、そこで限られた数の道具や物を共有したりしなければならない場面に直面するようになりますね
はじめは無理やり物を引っ張ったり、相手のことを押したりして「自分が遊びたいんだ」という気持ちを表現します。それは社会的にはよくないとされる振る舞いですが、子どもたちはそのようなことが社会的によくない振る舞いであるということをちょうど学んでいる最中で、その理由を言葉を使って子どもに伝わるように伝えるのが保育者なんですよ!!
これがめちゃくちゃいいと思ったんです、本当にやりがいのある意義深い職業やなと
ある意味、関わる子ども一人ひとりの人生の礎を作ることを支えるのが保育者なんだと、それほど大きな影響を及ぼす存在なんだと、強く認識しました

表現の手段は色々とあって
歌を歌う、音楽を創る、ダンスをする、
絵を描く、ものづくりをする、
表情や仕草でうったえる…
そして「言葉で伝える」なんですよね

お友だちと衝突が起きた時に、
言葉を用いて、仲介に入る
言葉を用いて、子どもと子どもの気持ちの橋渡しをする
社会的にはよくない振る舞いをしている時に、
言葉を用いて、何がどういけないのかを伝える
言葉を用いて、その背景の感情を引き出す

この働きかけが本当にいいな、と
本当に素敵な営みだな、と感じました

実習中に、子どもが足で、座っている私の胸を何度も蹴ってくる、ということがありました
私もどうするべきか悩みましたが、
そのときに手を握って、目を見て小さな声で
「ここは先生の大事なところだから先生キックされたら悲しい気持ちになるなあ、身体が動かすのが好きかな?お外に行っていっぱい走ってみる?」と、してはいけない理由や子どもにとっての相手(私)の気持ちを伝えたうえで、君の気持ちは汲み取っているよというサインを出して別の提案をしてみました。すると、しっかりと納得してくれてそのようなことはもうしなくなりました。

そのときに、やっぱりこういうことのために生きてるのかもー、と思いました
毎日QRコード生成してお弁当作って3時間睡眠ぐらいで実習に向かっていましたが、精神的には全然苦じゃなかったし、これを求めてた〜っていう感覚でした

まだまだ社会的には軽いものに見られがちで薄給な保育職、実際に私も一部の親族からは猛反対を受けながらの進学でした うるさいですね
でも本当に〜意義深い職業だなと感じます

今回の実習をとおして気持ちが大きく変わり、以前よりも意思がかたくなりました。
言葉が好きで、それを使って伝えることにやりがいを覚えることにも気づくことができました
本当にかけがえのない5日間でしたね

……といったところでしょうか


今回はいろいろ触れました。
入学前の気持ちとそのきっかけ、
実習を通しての気づきと気持ちの変化

やんわり考えていた程度の頭の中を
改めて整理して押し入れに片付けた感覚です

なんにしても、
これからも勉強をしていこうと思います
そして自分なりの保育観を涵養します

関わる全ての子どもにとって、
少しでもポジティヴな存在になれるように
ゆりなはこれからも尽力します

では、おやすみ〜
4000字読み終えたあなたの集中力を讃えますっ

トロたく食べにいきましょ〜
ゆりな

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