Be open about yourself / とりあえず言ってみよ
こんばんは🌙 優里子(ゆりこ)です。
先日、私と同じ留学プログラムで10年程前にシアトルに留学されていた社会人の先輩にお会いする機会があり、そこで【夢を叶える かきくけこ】という言葉を聞きました。
【夢を叶える かきくけこ】
か:紙に書く
き:期限を決める
く:口に出す
け:計画を立てる
こ:行動に移す
上記の中でも特に【口に出すこと】の重要性を私自身体感することが、ここ1年の間に何度もありました。
そこで今日は【やりたいこと・夢を周りの人に話す(口に出す)大切さ】【自分自身についてオープンに話すこと】について書いていこうと思います。
1、最近の実体験
それは昨年12月にシアトルを再訪する際、とあるプロジェクトのために、インタビューを受けてくれる人を探していた時のことです。
そのプロジェクトは主に、日本の人に知ってほしい面白い仕事をしている人・価値観、考え方を持っている人にインタビューをして、Webメディアで日本向けに発信していくというもので、
対象となる方は、外国籍の留学生の友人・ローカルの友人や、社会人の方、移住して働いている日本人の方々など様々で、私は『とにかく1人でも多くの人に会って話を聞きたい』というのがありました。
まずは自分の知っている人に呼びかけてみようと思い、自分がインタビューをしたいと思っていること、そしてその理由を400字程度の英語でまとめて、Facebookに投稿しました。
すると自分が思っていたよりも何倍もの人からの反応があったんです。
せいぜい10人くらいしか読まないであろうと思っていた文章でしたが、80人もの友人が『いいね』と反応してくれて、またコメントも25件近く書き込みがありました。
『私も協力させてほしい!』『すごくいいプロジェクトだね。頑張って!』といったシアトル在住の友人からのコメントや、アメリカの別の地域に住んでいる旧友からの応援のコメントもあって、協力者を獲得できたとともに、そのコメントから、沢山の元気ややる気をもらいました。
SNS上の反応だけではなくて、このプロジェクトをやると宣言したのをFacebookで見た社会人の方から『詳しく話聞きたいからご飯行こうよ』と声をかけていただいたりすることもあり、新たな人との繋がりもできました。
【やりたいことを自分の中に閉じ込めておくのではなく、成功・失敗関係なく外に発信することで、協力者が得られたり、自分の考えに賛同してくれる人との新たな繋がりもできるのか】と改めて感じさせられた出来事でした。
2、夢を宣言できるようになったきっかけ アメリカ留学
私がやりたいことを周囲の人に、積極的に発信できるようになったのは、1年間のアメリカ留学が深く関係しています。
以前アメリカで透明人間扱いされた記事でも書いたように、
(https://note.com/yurimoko/n/nf9386f242128)
アメリカでは、授業中・仕事中はもちろん、友人同士の会話でも、発言しない人はその場にいないものとされます。『私はここにいるよ!』と声をあげないと、存在自体を無視されてしまうんですね。
その環境の中で1年間生活していたら、自分の考えが合っている・合っていないに関係なく、自分の考えを人に伝えることに段々と抵抗が無くなってきたんです。
1、何か発言しないと存在を無視されるから『何でもいいから発言してみる精神』が身についたこと
2、『どうせみんな同じこと考えているだろうな』と思いながらも、渋々発言してみると、意外と『そのアイディアいいじゃん!思いつかなかった』という反応が返ってくることが多くて、自信がついたこと
この上記2つのことがあって、先ほど述べたように、自分の思っていることを外に発信することに抵抗が無くなりました。
そしてその抵抗が無くなってきた頃に、さらにこれに自信をつけてくれる出来事が2つありました。
1、非正規留学生が就けない大学キャンパス内の仕事に、特別に就くことができた
2、ビジネスコンペ準備の協力者をたくさん獲得でき、納得するプレゼンテーションを作成できた
3、自信がついた留学中の体験 ①キャンパス内アルバイト
私は留学中通っていたBellevue College(ベルビューカレッジ)という大学で、国の代表として留学生をサポートするGlobal Leaderという有給アルバイトを、約8ヶ月間させてもらっていました。
このGlobal Leaderという仕事の募集要項は
応募対象者:『正規学生・正規留学生のみ』
勤務期間:翌年の6月まで
非正規留学生(1年間のみの留学プログラム)で、翌年の3月には帰国してしまう私は、どちらの条件もクリアできていませんでした。
しかし、
①自分がBellevue Collegeに通い始めた当初、多くの友人や学校スタッフに助けてもらったように、次は私が留学生をサポートしたい
②日本代表として何かしたい
③大学にコミットして、たくさん友達が欲しい
という強い想いがあり、何が何でもこの仕事に就きたかった私は、ダメ元で応募する決意をしました。
そして大学の生徒会で働いている友人、その友人のホストファミリーや自分のホストファミリー、クラスの先生に『こういう仕事に応募したんだけど、条件が○○でなかなか難しそうなんだ。でも何が何でもこのポジションが欲しい』と相談しました。
すると、みんなそれぞれアクションを取ってくれたんです。
ホストファミリーは、応募のためのレジュメ(履歴書)の作成や、面接の練習を手伝ってくれて、
大学の生徒会で働いている友人は、
『大学主催のイベントに積極的に参加して、自分が大学にコミットしていることをスタッフにアプローチした方が良い』とアドバイスをくれて、イベントに連れ出してくれたり、
面接当日に面接官になるであろう学生やスタッフを、事前に私に紹介してくれました。
クラスの先生も履歴書の添削をしてくれた他に
その仕事の採用担当の責任者に話しに行って
『優里子(ゆりこ)は本当に真面目で頑張り屋な学生だから、この子がGlobal Leaderになったら活躍してくれる。彼女を採用して欲しい』
と交渉してくれました。
これら周囲の協力の結果、
当時英語力も低くて、応募条件を満たしていなかった私でしたが、日本人代表のGlobal Leaderとして採用してもらうことができました。
『できる・できない関係なく、やりたいと思ったことはなんでも周りの人間に言ってみるもんだな』と強く感じた瞬間でした。
4、自信がついた留学中の体験 ②ビジネスコンペクラブ
同じく留学中、私はBellevue Collegeのビジネスコンペのクラブに所属していました。
そのクラブでは、クラブ内対抗の小規模なビジネスコンペから、大学対抗の州大会・国際大会などのイベントがあり、Marketing、Finance、Entrepreneurshipといった様々な分野から出場テーマを決めて、ケーススタディやプレゼンテーションで勝負するといったものでした。
私は2018年11月に行われたクラブ内対抗のビジネスコンペで、International Marketing部門に出場(プレゼンテーション部門で優勝)2019年3月に行われた州大会では、Sales部門に出場しました。
私は留学当時『何かで1番になる』という目標を掲げていたのですが、その『1番』を、このクラブ活動の州大会のSales部門で優勝することで達成したいと思っていました。
小さい頃から読書感想文コンクールや作文コンクールに出場し、そこで1番になることが大好きで、負けず嫌いな私は、優勝することに強くこだわっていました。
大会の2ヶ月前からクラブメンバーの誰よりも早く準備を開始し、顧問の先生や同じクラブの友人にも『絶対に私は優勝したいんだ』と常に宣言していました。
『英語ネイティブばかりのクラブで、しかも働いた実務経験もないポンコツ学生が優勝できるものか』と内心思っていたこともありましたが、
顧問の先生は、私のこの熱意を買ってくれて、
個人的に時間を設けて面談をしてくれたり、州大会で優勝経験のあるコーチを紹介してくれたり、知識やスキルが豊富な他クラブメンバーと私を繋ぐ手伝いをしてくれました。
ほぼ毎日のように私が『州大会で絶対に勝ちたい』と言っているのを聞いていた、前年度のクラブリーダは、
仕事の合間を縫って、電話でプレゼンの練習に付き合ってくれたり、夜中のファミレスで内容の修正や、プレゼンテーションのコツを伝授してくれて、とにかく私の優勝のために協力してくれました。
自分が『こうしたい』と周囲に訴えかけたことで、先生や友人、その人経由で出会った多くの人達が私の目標達成のために、力を貸してくれました。
州大会の結果は1位。
というのも、当時のシアトルは大雪で、安全のために州大会の日程が大幅に延期になり、大会参加者が激減してしまったんです。
州大会のSales部門のエントリー者はもともと4、5人いたそうなのですが、日程変更のせいで私以外全員辞退したので、自動的に私が1位になったんですね笑
これを『1番になる』という目標達成に至ったと言っていいものか、ちょっと微妙な部分ではありますが、
自分の中で納得するプレゼンテーションができたこと、英語ネイティブの中で戦っていく度胸と自信を得ることができたので、全力で参加して本当に良かったと思っています。
『達成不可能に見える目標でも、周囲に”こうしたいんだ”と宣言してみると、多くの協力が得られる。やっぱ言ってみるもんだわ〜』と感じました。
これら2つの成功体験を通して、
『自分のやりたいことを、周囲に言ってみることの大切さや威力』というものを身を以て実感することができ、帰国してからも積極的にそのような行動が取れるようになったかと思います。
留学前までは『こう言ったら周りにこう言われるから(見られるから)やめなさい』と親に制限されることもあったし、自分でも周囲の意見を気にして言わないでいることがたくさんありました。
しかし、悩みや夢、恥ずかしいと思うことでも言ってみると、同志がいたり、同じことで悩んでる人がいたり、そこから抜け出す術を教えてくれる大人がいることを学びました。
プライドを捨ててでも『やりたいことや夢を周囲に宣言する』『自分のことをオープンに人に話す/ Be open about yourself』は大事だなと常々思います。
年を取るにつれて、余計なプライドが邪魔をして、自分のことをオープンに話せなくなっていくんだろうなと、周囲の大人を見て思うことが時々あります。
それは『失敗したらどうしよう』『周りに無理って笑われるからやめておこう』そう言った恐怖があるから言いにくくなっていくのかなと思います。
私の周りには悲しいことに、未だに挑戦する人や失敗した人を笑う人がいます。挑戦も失敗も悪いことではないし、むしろカッコイイ。カッコよすぎます。その経験を通して学んじゃって、成長しちゃってるんですから。
挑戦や失敗を笑う風潮がなくなって、
むしろ『カッケーじゃん』と賞賛する文化ができたらなと思います。
5、おまけ
【夢を叶えるかきくけこ】の中に、【か:紙に書く】というのがあります。
目標を可視化するために紙に書いて壁に貼るというのは、昔から私はやっていることで、こうすることで自分自身を奮い立たせています。
これを見せると友人に『これ優里子(ゆりこ)らしいよね』と言われるので、折角ですから載せておきます笑
これが留学中、デスクの前に貼っていた目標リスト。
これは帰国後の目標リストです。(半年以上前のものなので今はアップデートされていて、少し異なる部分があります)
今回は長かったですが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
明日も素敵な1日になりますように;)
おやすみなさい🌙
優里子(ゆりこ)