Power Automateのライセンスのお話を聞いてみた

ごきげんよう、百合宮桜です。
気ままに勉強会 #92 に参加したのでレポートします。
Power Automate のライセンスについてがテーマです。
登壇者はふらりさんです(*'▽')

注意

ライセンス周りは、企業で購入する際はライセンスガイドや Microsoft さん / ライセンスベンダーさんなどに確認するようにしてくださいね!

本編

Hosted Process はWindows 365が動作している仮想空間で実行される

名前が変わりすぎて、我々は混乱している!!


Attended(有人)

作業者がボタンを押すなどの明示的な行動によってトリガーされるもの

Unattended(無人)

定期実行や自動実行など作業者の明示的な行動以外でトリガーされるもの
無人実行には無人実行のライセンスが必要



Windows のサインインは無人だとクラウドフローから呼び出される


実行環境ごとに必要
最上位フローがいくるになるかでライセンス数が変わってくる


インスタンス = PCやサーバー
OSE=オペレーティングシステムエンバイロメント

自動トリガーでPremium + Per Process
1PC内でフローを同時に2つ実行したい場合は2つ
など構成によって必要数がかなり変わってくる

複数人での共有は禁止



M365 Suite を無人実行に割り当て可能にしたライセンス
複数のOSE の場合は複数のライセンスが必要
動かしていたユーザーが退職した場合、他のユーザーにライセンスを付け替えて動かす必要がある

ユーザーに紐づくものが手動実行で、無人にしたかったらライセンスの購入が必要

Windows クライアントなどがない場合=Linux やMac
ただし、PAD はWindows でしか動かないので、ライセンスが不要なシナリオは存在しない



中間サーバーなどを立てても、自動化の恩恵を受けるすべての人にライセンスが必要
WinActor で PAD をスケジュール実行
→これも無人実行のライセンスが必要

同一エディション・同一バージョンもしくは上位バージョンが必要

生成されたものを人が手でメールを送ったり、人が手でファイルをサーバーに置く
→これはマルチプレキシングが切れる
自動でメールを送ってしまうと、マルチプレキシングが続くので、受け取りの外部ユーザーにもライセンスが必要


自動で生成ファイルを自動で受け取る場合、ユーザーが外部ユーザーでもライセンスが必要
社内のユーザーが手動でメールを送れば、マルチプレキシングは切れるので、ライセンスが不要になる
ライセンス違反にならないように設計時点から気をつけてね!

Q.  Power Automateが特定のフォルダにファイルを設置して、そのファイルをPower Automateと全く関係ないサービス、システムで送った場合は、マルチプレキシングは切れている状態になるでしょうか。
→マルチプレキシングが続いているので、ライセンスを減らすことはできない。

Q. Power Automate Premiumプランの場合、デスクトップフローを実行できるようになるかと思いますが、Unattendedライセンス無しでデスクトップフローを実行できるケースは何かありますか?ユーザーが利用しているPC上にポップアップを出して実行ボタンを押させるようなものならOK?
→自動化プロセスの途中でポップアップを出してボタンを押すのは自動実行にあたる。自動化がスタートするトリガー時点で作業者がボタンを押すようにしないと、有人実行にはならないのでライセンス違反になってしまう。

承認フローについては例外的な扱い

プロセス自動化のための有人および無人のシナリオ - Power Automate | Microsoft Learn


登壇者情報

ふらりさん

X: https://x.com/flali_world
ふらりのメモ書き: https://flali.hatenablog.com/
Docswell: http://docswell.com/user/fworlddocs


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