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嫌いなことに六時間

大好きなお姫様。世間知らずのお姫様。流行りに疎いお姫様が、学校にいる時だけは無能なものに見える。
嫌いなものも学校にいれば和らいでしまうくらいには地獄だと思っている。

嫌いなことに六時間という長時間を我らは割き、「将来のため」と取り繕われて「将来の可能性のため」に勉強をしているらしい。
これを書いているのはまだ義務教育のひとつも終えていない女子供である。
子供がわかったようなこと言うなっていうコメントはどうか心の中に抑えていてくれれば嬉しい。

将来の可能性のためってなんなのか。
小学生の時は「夢は叶う」「なんでも出来る」みたいな教育の仕方で、人にとって有害な言葉だと少しでも判断されれば例えそれがみんなの意見であろうが人の本心であろうが排除されていないだろうか。
私は今日、「学校に行くのが怖い」と少し書いただけで排除された。
言論統制・・・というのが正しいのかは分からない。本物はもっとキツイはずだから。
でも学校に行くのは怖い。当たり前の事じゃないか。
不登校なんだから毎日学校に行くことが全員のあたりまえとは限らない。
そんな言いたいことの一つも言えないところで「自己主張」を学べるのかと言われたら、怖がって話のひとつもできない。

そう考えたら、「問題児である覚悟」って凄まじいものだと思う。
先生に毎日怒られて人から笑われる。その笑いは本心からの笑いなのかバカにして笑ってんのか、知らないが、そこでメンタルが病まないのが先ず尊敬できた。人からの見られ方は「問題児」が必ずしも悪い訳じゃないが、真面目な人からしたら多少は嫌われる。

まぁ、多少は自制も大事であるし、暴言などは控えた方がいいに決まってる

いじめられた経験があると暴言に過剰に反応してしまうというのはあるかもしれないが。
でも「学校が怖い」
これがなんだと言うんだろう。
暴言?人を傷つけた?
こちとら自己中知ったこっちゃない。
でも少なくとも暴言では無いと思う。本心すら人に打ち明けられなかったら親友の意味、「いつでも相談してね」の意味がわからない。

「いつでも相談してね」「先生はいつでも味方」「頑張ってるだけでえらい」

そんな幻想から足を洗って、それより汚い沼に嫌われるまで。

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義務教育のひとつも終わらせてない分際で学校のことボロクソ言った。
この年でこんなこと言ったところで何も変わらない。だから忘れようよ

愛兼ゆり

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