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『映しちゃダメな顔』が面白すぎる ＊ 2巻感想

Emi

『映しちゃダメな顔』2巻 9/18発売！

FLOWERCHILD先生著の百合姫コミックス「映しちゃダメな顔」最新2巻が、2024年9月18日に発売されました！
連載はリアタイで読んでるけど、やっぱり紙で読めるのは嬉しい〜！

『映しちゃダメな顔』背徳感あふれる書影

書影は、1巻に続き美紗さん＆伊緒のツーショ。
この雰囲気ほんといいですね…。1巻と同様、電車でそのままでは持てないコミックスです笑。
こちらの書影ですが、2巻の中盤の展開で、伊緒の首に付けられたものの意味もよくわかりますね、ハイ。

1巻と同じ話数で、6〜10話が収録されています。
1巻が出会いとその場限りの逢瀬、お互いへの興味、という感じだったけど、2巻は、物語が大きく動いていきます。
お互いへの気持ちは、より確かなものになり(単純な恋愛感情ではくくれないかもだけど、確かに慕情や愛着、執着心が生まれてると思うのよね)、言動も過激というか、大人な展開になっていきます。そこに絡んでくる第三の女性、長谷マネージャー。こちらもまた癖が強い…(笑)。

『映しちゃダメな顔』2巻感想（ネタバレあり)

2巻、本当に面白かった！
印象に残ったシーンなど、一言感想をつらつらと書いていきます。

⚫︎美紗さんからLINEがきて喜ぶ伊緒
仕事でぐったりなのに、美紗さんからの連絡だとわかった途端、飛び起きる伊緒かわいい。
美紗さんの方から誘ってもらえて待ち切れなくなってるのもかわいい。
伊緒、美紗さんを想うあまり、想いながらいたしそうになるけど、そんなタイミングで背中からぬっと現れてくる長谷さん、急にホラーすぎる笑。

⚫︎優しい美紗さん
疲れてる伊緒を行きつけのエステに連れて行って、自宅にかくまって、お風呂に入れて、ウーパーイーツのカレーを食べさせてあげて、鏡の前で並んで歯を磨いて、恋人同士のように夜を過ごす二人。
美紗さんほんと優しいなぁ。
この流れとても好きです。

美紗さんのルームウェアを借りて、袖が余りまくってる伊緒もかわいい。

あとあと、ベッドに入るときの美紗さんの「おいで」が大変ツボです。いい声ですね(幻聴)。

そして疲れてるだろうから、今日はシないで寝かせてあげようと思ってた美紗さん。
優しいなぁぁ。
性欲の権化(笑)とまで言われてた美紗様がだよ、何もしないで寝ようと思ってたって、優しいよね。

Sスイッチが入るとあれだけど、普段の美紗さんのこの気遣いのバランスがとても好きです。

⚫︎「気が変わった」美紗さんのコマにぞくり
今夜は何もしないつもりが、伊緒の方からキスをしてきたから、思わずスイッチが入ってしまった美紗さん。

「生意気だな」からの、「気が変わった」の表情、伊緒じゃなくてもゾクゾクしちゃいますね。
こういう表情を描かせたら本当にFLOWERCHILD先生は天下一品……！

⚫︎やっぱりベッドシーンが美しすぎます
この作品ではいろんなベッドシーンが描かれますが、本当に他の作品の追随を許さないレベルの作画だと思います…！
ベッドシーンの二人、本当に美しいです。きれい。
女性の体が、なんというか漫画化されていないというか、変にデフォルメされていなくて、読者を意識したファンサービスのような恣意を感じる描き方でもなくて、肉感とか体のしなりとか、彼女たちの気持ちや体感が伝わってくるような、そんなリアルな作画だと思います。めちゃくちゃ描くの大変だと思う。
ワンパターンにもならず、本当にすごいです。

⚫︎してるときの、美紗さんの表情の変化が好き
いつも最初からとろけてしまう伊緒だけど、基本美紗さんは、してる最中もクール。タチだからというのもあるけど。
そんな美紗さんも少しずつ余裕を失っていって、頬が徐々に紅潮して、夢中になっていく様もしっかり描かれているのがとても好きです。
そしてそれを

「あたしの夜が埋まっていく」

という言葉で表されてるのもとてもいい。

それまでの美紗さんは、一夜限りの割り切った関係をたくさん持っていて、まぁハプバーってそういうところだろうし、体は満たされても、どこか虚というか、そんな日常だったのだろうなと。
伊緒と出会ったことで、少し前とは確かに違う日々になっている体感があるんですねきっと。

今の二人の関係に名前をつけることは難しいけど、伊緒の存在がどんどん美紗さんの中で大きくなってるのがわかって嬉しい。

⚫︎ツヤツヤの伊緒
女性同士のh特有のあれね、あの、これ以上ないくらいセクシーなホットな描写の後にさ、伊緒がツヤッツヤですやすやしてるの笑っちゃった笑。よかったね、気持ちよかったんだね…笑。
シリアスな展開の中でも時折気を抜けるコマがあるというか、FLOWERCHILD先生の描かれるほっこりシーン、かなり好きです。

⚫︎「好きな人」と言われて思い浮かべる人
撮影時の一コマ、ここも地味にとても好きでした。
カメラマンさんに素の伊緒を見せてほしいと言われ、「好きな人と一緒にいるときとかの❤︎」という言葉に、真っ先に脳裏に美紗さんを浮かべる伊緒。
hな話になると、かなり大人な感性をお持ちの伊緒だけど、仕事柄も、たぶんまだ恋愛らしい恋愛をしたことがないわけで、すっかり心身共に美紗さんに惹かれていっているのが見て取れます。
カメラマンさん、ぐっじょぶ！

⚫︎「あんな人種」
伊緒と美紗さんの関係に気づいた長谷さん。
車で問い詰めるシーン。申し訳ないけど、私はここで長谷さんのこと嫌いーー、と思いました。
仕事に熱心なのは結構だけど、美紗さんを仕事柄で「あんな人種」と下に見る感じ、下品とジャッジする感じ。何様ですか。

ーーという体感を読者に抱かせる長谷さんがここからぐいっと絡んでくることで、物語はさらに面白くなるわけですが。。

⚫︎長谷さん暴走
"美紗さんの代わり"をするという長谷さん。いやいやいやいや、と思ったけど、ちょっと流されやすい、かつM気質の伊緒。
これはもしかして、このまま食べられてしまうのでは…！？と思ってしまった。実際に感じてしまっていたようだし、寸前まで食べられかけてしまってたような…

ただ、そこは美紗さんへの気持ちと、ここを超えたら引き返せないという覚悟から、跳ね除けて反撃して逃れられました。よかった。

長谷さん、怖いわー。
伊緒のお母さんの言うことは絶対だから、あらゆる手を使って伊緒を支配しようとしてくる。そこに伊緒への想いはなくても、なんでもできてしまう。
(もしかして伊緒のお母さんと長谷さんも体の関係だったりするのな。主従関係みたいな。最新の11話を見た限り、そんな雰囲気も感じたり)

⚫︎単行本特典7話「extra」が最高すぎる
この描き下ろし特典…！個人的に感激でした。
読み終わったと思ったら、 7話の幕間のお話。

してる最中に叩こうとしたけど、美紗さん、今日は疲れてるだろうから叩かないよって。
普段の優しいhをするわけだけど、美紗さんもどんどん余裕がなくなってるのが表情に出てていいのよね。
「次は  何がいい？」のフォント、妖艶な雰囲気もありつつ、愛が溢れてるじゃんーー(個人の感想です)。
美紗さん的にも伊緒はずいぶん大きく愛おしい存在になってるのでは、と感じられる4ページでした。はぁ幸せ。

⚫︎カバー裏の制作秘話
カバーをめくったら出てくる制作の裏話も面白かった。
へーーー、そんなふうにあんなシーンやこんなシーンが生まれてるんですか…！とかなり楽しく読ませていただきました。
連載はもちろん大変だろうけど、そんなやりとりをしていくのはちょっとかなり楽しそう笑。

『映しちゃダメな顔』2巻は特典も豪華

各販売会社で特典がありまして、どれも素晴らしいのですが、メロンブックスは「まんがリーフレット」特典がついてきます！これが私はとても嬉しい。
リーフレットは7話の深夜エステのお話で、前回と同じく、伊緒の妄想全開話w
エステ中に、どさくさに紛れて美紗さんに触られてしまう展開です。
「暇だし ちょっとお前揉んじゃおうかな」
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美紗さんみたいな綺麗なお顔のお姉さんからこの発言…笑っちゃったよ

▽メロンブックス 公式サイト
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2518208

『映しちゃダメな顔』11話も更新済み

そしてそして、2巻の終わり方、うますぎます笑。
気になりすぎる終わり方で、全員続きが読みたくなるのではーー。
続きとなる11話も、もう連載では更新されています。
待ち切れず読んでしまって11話もやばかったよ……！3巻も今から楽しみです！

▽『映しちゃダメな顔』1巻感想

1巻、重版決定おめでとうございます！


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