見出し画像

金木犀 2020

この秋の金木犀はお花が多くて香りも強かったですね
身近なエディブルフラワーでもある金木犀、ちょうど週末に咲きはじめたこともあり、お花を少しだけいただいて、香りを楽しむ手作りをしました。

お花の下処理

画像1

お花を摘んだらすぐに、丁寧に茎やゴミを取り除きます。
とても大切な作業です。

食用にする場合、お花部分はボウルに張った水でさっと洗います。茎は水に沈むので、浮いたお花を掬い取るようにします。
キッチンペーパーなどに広げて挟んで水気を吸い取ります。

お花はすぐに乾燥して茶色のチリチリになってしまうので、ドライにしたくないけどすぐ使えない時は湿らせた布巾やキッチンペーパーに挟んで冷蔵庫に入れておくとよいです。(でも数時間以内には処理しましょうね)

金木犀シロップ

一番簡単で華やかなアレンジはシロップ漬けです。
ヨーグルトや杏仁豆腐に、お花を入れたままかけるととてもかわいい

画像2

レシピはたくさん公開されているので探してみてください。
砂糖を同量の水分(水や白ワイン)で溶かしたシロップに金木犀の花を入れて5分ほどコトコト煮込んで完成というものが多いかなと思います。

今年のゆりくま流は火を使わないレモンシロップです
レモンを同量のお砂糖(氷砂糖)で漬け込んだシロップを作る際に金木犀も入れちゃう。
短期間で使いきれない時は、お花を残してレモンを取り除いた後のシロップを少し煮沸してから保管します。どうやら金木犀は発酵しやすいみたいで、去年のお試しはシュワッとしてました。時々ガスを抜くなどメンテできれば加熱しなくても構いません。ちょっと火を通したほうがお花の食感は良くなります。

画像3

サツマイモの金木犀シロップ煮

香りの移ったレモンシロップでさつま芋を炊きました

いわゆるレモン煮のレモン汁のところをこのシロップで。
甘いので、好みの酸味になるまでたくさん入れても大丈夫です。

画像4

金木犀酒

去年の記録もメモしておきます

ホワイトリカー、オレンジと一緒に漬けた金木犀酒(下写真の一番右)。
オレンジの香りと金木犀を合わせるのが大好き。
ロックでいただくのが好き♪

画像5

ティンクチャー

香りを保存するには、無水エタノールのティンクチャーが一番だと思っています(上写真の真ん中)。エッセンシャルオイルと合わせる自家製香水のベースに使っても。
これも去年までの記録。毎年作っていましたが、今年は手が回りませんでした。

蒸留やアンフルラージュもしてみたいけど、少しだけいただくお花はついつい食べる方に回ってしまいます。

金木犀生姜ごはん

謎のチャレンジメニュー!
家族Lineでなぜか炊き込みごはんの無茶振りがあり、応えたもの

(写真上段はヨーグルトです。下段がごはん。)
お鍋の蓋を開けた時が美しかったのに写真を撮りそびれました。残念。

画像6

金木犀だけでは厳しいかなと、爽やかにする方向性で、生姜ご飯に少しだけ金木犀を入れてみました。ほんのり香ってなかなか良かったです。季節のメニューの一つにしてもいいかなと思いました。

炊き込むより、炊き上がりにお花を加えて混ぜて蒸らすくらいでも十分かも。
または、金木犀酢を作ったり、レモンシロップをうまく使って酢飯にするのもいいかもと、次の作戦も色々浮かんでいます

来年は。。。

来年もお花を摘むことができたら、シロップ系はまず絶対として、さらに美味しくかわいく食べられる方法をもっと追究したいです。お菓子を作ってみたいなぁ。
蒸留でしっかり香りがとれるほど量を集めるのは難しいのですが、なんとかそっち方面もやってみたい。手作り石けんにも何かの形で使いたいですね。

もう来年が待ち遠しい。。。

いいなと思ったら応援しよう!

ゆりくま 〜せっけんと葉っぱと色と香り〜
もしお心に留まったなら、サポートいただけるとうれしいです。 ご支援はせっけんや色の研究に使わせていただき、noteでご報告いたします。