世界最大級のテクノロジーイベント #CES2024 に出展&参加してきた
年明けのビッグイベント、CES2024に参加してきました。
自社のブースにいることが多かったものの、さまざまなブースをまわり、いろいろな国から来ている出展者さんとお話して、世界最大級の技術の祭典を満喫できたので、そんな視点からレポートをお届けします🙌
CESとは?
CESとは「Consumer Electronics Show」の略で、世界最大規模の電子機器の見本市だそうです(ちなみに何の略か覚えられなかった私は、Uberの運転手さんに「Big technological festival」と言っていました……)。
2024年は1月9日から12日にラスベガスにて開催。所属している会社が出展することになったので、私個人としては初参加、かつ初出展の経験をさせてもらいました。
全体の感想
LVCC(ラスベガスコンベンションセンター)
基本はセントラルをメインに、ノースとウェストもなんとかまわれました。
ホンダとソニーの車だったり、
LGの透明テレビだったりと、目玉の展示品もしっかりチェック。
大きい企業はブースごとにカラーがはっきり出ていて、テーマパークみたいでおもしろかったです!
リアルタイムで続々と注目ブースの情報が上がっていくので、個人的には、もう少し調べて狙いを定めてからブースを回っても良かったかも、と思いました。出展しているとなかなかバタバタですが、少しでも調べたほうが、限られた時間(と体力!)を有効活用できます◎
ベネチアン
CESのメイン会場であるコンベンションセンターから30分くらい移動するのですが、それでもずいぶんにぎわっていました!
視察に来ていた友人いわく「LVCCよりベネチアンのほうが見応えがあるかも」とのこと。確かにベネチアンは、JAPANパビリオンと同様に、さまざまな国からたくさんのスタートアップが出展していて、LVCCほどだだっ広いわけではないので出展者との距離も近く、スタッフさんとたくさん話せました。
ベネチアンには、CESアワードを受賞したプロダクトを展示するInnovation awardのコーナーも。ここを見れば今年の様子がなんとなくわかります(でもここだけでも展示品がたくさんありました)。
印象に残った企業
Googleはオープン直後に行ったら、ほぼ全てのルームでGoogle社員の方にしっかり説明してもらえて、いい体験ができました。
あらゆる機能にAIが搭載されていて、その便利さをデモで見せてくれます。
個人的にはYouTubeクリエイター向けの動画編集アプリが、ノイズを自動で消したり権利上問題ない音楽を選べたりして、いいなと思いました。iOS用にはまだ出していないそうで、もうちょっと待ってみます。
いただいたAndroidグッズがとにかくかわいかった……完全にAndroidファンになりました。
Amazon
Amazonはホームに関係するプロダクトを展示していて、Amazonテクノロジーのある暮らしを体感しやすい展示でした。
冷蔵庫の中身をチェックできるプロダクトももう存在しているんですね。便利!
会話しながらディズニーlikeなお顔が動くロボちゃん。ジェフベゾスについてどう思うかは答えていなかった。
echoframesも体験させてもらいました。フレームをかけている人にだけ音楽が聞こえるけれど、周囲の人には聞こえないというデバイス。電話やミーティングに便利ですよね。
BOSCH
ドイツのエンジニアリング・テクノロジー企業であるBOSCH、とても印象に残っています。
「ENERGY PITSTOP」と書かれたカウンターではコーヒーやカフェラテが無料で配布され、しかもコーヒーが入っているカップは紙やプラスチックではなく、洗えば何度も使えるタンブラー!
さらに、帽子、フリスビー、水筒、バックパックの中から好きなアイテムがもらえるサービス付き!(スタッフさんがフリスビーを通行人にガンガン飛ばして配っていたのも、お茶目でした)
配っているグッズ自体「どこのブースよりも豪華だったのでは……?」と思わせるクオリティーでしたが、それ以上に、展示内容もその展開も全て「Energy」のキーワードに結びついていて、コンセプトが展示全体で感じられてよかったです。
(テックと本当に関係ない感想ですが、CES出展期間中に唯一飲めたカフェラテがBOSCHだったし、スタッフさんがお菓子をたくさんくれたおかげで空腹をしのげたし、ボトルは飛行機内に持ち込んで活用したので、「BOSCHにEnergizedしてもらった……!」と感じられる瞬間がたくさんありました。ありがとうBOSCH)
資生堂
友人に「資生堂のブース良かったよ!」と教えてもらったので訪問。
鼻の画像から将来の肌状態を予測する技術と、顔の形に合わせてマッサージ方法をアシストしてくれる技術を見せてもらいました。こういう技術も社内で開発されているとのことで、今後どうやって実用化していくのか楽しみです。
出展した感想
CES2024に日本から参加したのは、62社とのこと([日本経済新聞]より)。私が所属する会社はJETROが企画するJAPANパビリオンの1ブースを使わせていただきました。日本企業の方がたくさん視察にいらしていた印象です。
他の出展者さんが軒並み「モノ」を展示して体験を提供しているなか、当社は制作しているプロダクトがアプリなので、足を止めていただくのに少々苦戦したタイミングも。でも掲げているコピーを見て声をかけてくださる海外の方が多く、各国の方からいろいろな質問や意見を聞かせてもらう機会って貴重だなと思いました。
最後に
日本を出発してからハワイで乗り継いでラスベガスに行ったところ、ハワイの入国審査スタッフさんにもUberの運転手さんにも「CES?」と聞かれて、そんなビッグイベントなんだ……!と感じながら向かったラスベガス。
実際に始まってみると、本当にたくさんの国からたくさんの人が出展・参加していて、テクノロジーを前に語り合っている景色が広がり、とてもエキサイティングでした。
私がエンジニアの仕事を選んだ理由の一つだった、「技術が言語の壁を越えられる可能性」がまさに目の前で具現化されていて、自分の視座も引き上げてもらったように思います。
覚えているだけでも、アメリカ、ウクライナ、イスラエル、韓国、香港、台湾、オランダ、ドイツ、イタリア……とたくさんの国の方と一気に話せたのは、CESというお祭りならではかもしれません。
私が話すつたない英語に耳を傾け、できるだけわかりやすく質問したり説明したりしてくれた方々のおかげで、「英語ってすごい!英語で話せるって楽しい!」と心から思える貴重な経験にもなりました。
たくさん刺激をもらったので、また世界中の人と技術を前にコミュニケーションできるよう、個人の技術も英語も高めていきます💪
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