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セルフ解体作業その2

セルフ解体の話の続きだけど、後半に大工さんとの記録も書いておく。

床板外し終わって次は天井板剥がし!砂埃、カラカラの動物のフン、カラカラの木の実たくさん浴びたわあ〜最初の頃は自ら浴びにいっちゃってる感じだったけど、慣れてくると浴びずに剥がせるようになってきてた

バールでゴンゴン押し上げる。タンスにゴン。

なんか絵の描かれた板が見える!!!上棟の時に納められた矢羽根だと教えてもらいました。HOLICで幣束(へいそく)については知ってたからそれ系なんだろうなとは思ってましたが、。
こういうの大好物!!!拭きあげてリフォーム完了後にまた飾ろうと思ってる。

手描き!龍みたいなのがいる。
裏には以前の持ち主の名前。

離れには幣束が納めてあった。紙垂を作り直してこれも飾っておこうと思ってる。これまでに解体したのは元々の家の部分で次は増築部分に着手する。

石膏ボードとの対峙
建材のゴミの分別。
石膏ボードは濡らしたらダメ。
石膏ボードは燃やせないから埋め立てるしかない。
リフォームで使うかとても悩んだ。
断熱材の入ってた部分に動物が侵入してグッチャ

袋から出たガラス繊維が舞って身体中チクチクしちゃって、グラスウールの断熱材は絶対使わない!!!って決めてた。(匂わせ)あとはできるだけ自然に還る素材を使いたいなとは思っていた。
増築部分に台所が作られてて、そこの床はコンクリートでいいね!ってなった。

奥が台所
天井は石膏ボード

石膏ボードがきれいにめくれると嬉しかった。グソグソはつらい。粉舞うし。

壁を剥がして露出した
左が元々の外壁だった部分で右が増築壁。

出会いの話をしとかないとだ。
2022年の12月頃にインスタでたまたま見つけた(探してたか?記憶曖昧)栃木に暮らしてるきびと月の畑というアカウント名で(名前出して平気かな、)古民家をリフォームしていて、外壁を土壁で作るワークショップを開くと募集していた。面白そう!参加!!って知り合いでもなんでもなかったけどDM送って参加する事に。

・畑から土を運んで水と混ぜ合わせて濾す土づくり
(水作業めっちゃめちゃ寒かった)
・竹を使って竹小舞づくり
(夫は早々に鉈で親指ぱっくり切っちゃって救急外来に駆け込んで数針縫う事件があった。病院行く車中、顔面蒼白になってた。神経切れてなくてよかった、。)
・いよいよの土壁塗り
(私が塗った入口上の土壁が厚く塗りすぎてて昼ごはん中に他の参加者の頭とお弁当の上に落下。お弁当はほぼ食べ終わってたみたいだけどほんと申し訳なかった、、。その後大工さんがきれいに塗り直してくれた。)
の3回の作業に参加した。その時の大工さん(モチヅキさん)に我々も空き家買ってリフォームする予定なのでお願いできないですかねってひとまず連絡先の交換をさせてもらった。これがとてもいい出会いであった。

壁床天井大部分が剥がせた頃。

あらかた内部の解体ができて梁、柱などが見える状態になった頃、いよいよ大工のモチヅキさんに連絡を取り、ひとまず家を見てもらう事に。内見の時にシロアリ被害部分がわかってたから元々ジャッキアップは工務店か大工さんにお願いするつもりでいた。その他は自分たちでリフォームするつもりだった。壁作ったり床作ったり。んだけど解体し始めて早々に気づいた。我々気づいた。こりゃダメだ!と。
なので全面リフォームをモチヅキさんにお願いしようとなったんだけど我々が始めたい時期とスケジュールが合わないってなって、別の方を紹介してもらう事になった。家の確認は2人で来てくれた。そして引き継いでもらったのが今現在もリフォーム作業をしてくれているジロウマルさんである。ふたりは兄弟弟子なんだって。
嫌がらずに引き受けてくれてとてもとてもありがたい!古民家(?)のリフォームができる大工さんなんて今や貴重な職人さんでしかないよね?ありがたい。神棚に祀りたい気持ち。
その後リフォーム開始までにやっといてほしい解体作を指示してもらったり、計測して図面(手書きでかわいかった!)を書き出してくれた。何回かイメージの打ち合わせしていくうちに、リフォーム内容の規模が大きくなっていって(ジロウマルさんは基本1人で仕事してる)なんやかんや忘れちゃったけど設計士さんが加わる事になりました。
この設計士さん、モチヅキさんとよく一緒に仕事しているみたいで、ハギワラさん。土壁ワークショップの時にも来てたらしい。夫は顔を覚えていたが私は記憶になかった。
ハギワラさんも交えて再び家の確認。ジロウマルさんの設計図を元に新たにパソコンで図面を作ってくれた。ジロウマルさんとの打ち合わせである程度(というかほぼ)間取り決まっていたのでこの状態からの参加は初めてだって言ってた。そりゃそうか。
今度はハギワラさんの事務所での打ち合わせも何回かした。夏。

土壁剥がし。なんか再利用できるかもって出来るだけ回収した。

ジロウマルさんからお願いされてた解体作業は全部やりきれなかった、、、申し訳ない、、、

ということで次回はプロと一緒に解体作業編です。

冬の光。きれいに入る家で嬉しい。

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