見出し画像

エンターテイメント、それは社会生活に必要なもの

今日は、桑田佳祐さんのLIVEに行ってきました。

曲目や演出については、これからお楽しみの方も居られると思いますので、控えたいと思いますが、『これぞ、エンターテイメント』。それに尽きます。素晴らしいステージでした。

日本で『エンターテイメント』と言う場合は、娯楽を指す事が多いように思いますが、語源はラテン語で『一緒に維持する』というような意味合いの言葉だと聞いた事があります。本来であれば、人々の生活と密接なものであり、社会生活に欠かせないものだと思うのです。

しかし、コロナ禍では『必要火急』の用事以外は避けるよう叫ばれ、音楽も演劇もスポーツもお笑いも。ほぼ全てのエンタメイベントが中止になりました。

これまで音楽は、自然災害や事件事故が起きた時にも、大勢の人々の心を慰め励まし、復興への大きな力となってきました。しかし、今回の未知のウィルスの前では、ただただ無力でした。

かつて音楽を仕事としており、今も友人知人が多く音楽を生業としているため、他人事とは思えず、心苦しい3年間。

収入が無くなる苦労もありますが「これで生きていくんだ」と心に決めて、ただひたすらに創作や技術の向上に励んできた人生そのものを、ある日突然『不要不急』と否定される事のやるせなさ。

でも、今日のLIVEを観た人は、間違いなく思ったはず。これは、私達の人生に決して欠かせないものであると。

来年こそは、多くの人と何の遠慮もなく、心揺さぶられる共同体験ができますように。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?