23、弁護士探し開始
母子でマンション生活をしながら、私は心の中ではシングルの気持ちで働きながら子供との生活を充実させていた。楽ではなかったけど、夫がいない事がどれだけ平和で心の負担が無いかを毎日毎日痛感していた。これが普通のはずが、いつもビクビクしながら、夫が突然怒り出さないだろうか!機嫌を損ねないだろうか…といつも本当にピリピリしていた。夫が帰宅するくらいの時間になると、玄関の鍵の音がすると、いつも飛び上がるほどドキッとして、そこから緊張が走っていた。今はそんなことはない。もうあの時には戻れない。絶対戻りたくない。次の段階は離婚の条件を話し合う事。しかし、いくら話しても夫は離婚は受け入れないとの一点張り。そして養育費も1円も払わないと自信満々で言い切っていた。もうダメだ…第三者を入れるしか前には進めない。そう思い、知り合いに良い弁護士はいないか聞いたり、手当たり次第に調べた。結局はDVを受けている人への支援団体で、お世話になっていた人からの紹介で女性やDVにとくに力を入れている弁護士がいると聞き、そこへ問い合わせて、訪問することにした。